本日から
何度かに分けて 震災に絡む情報をご提供致します。
第一弾
地震保険について・・・
地震による被災者の生活ができるだけ早く安定するよう
その手助けを目的として
『地震保険に関する法律』が1966年に制定されました。
地震保険はこの法律に基づき、 政府と損害保険会社が 共同で運営している公共性の高い保険です。
ですから、どこの 損害保険会社を通しても 内容・保険料は一律です。
(比べるべきは、火災保険の補償内容と保険料です!)
ちなみに 地震保険は 単体では入れず、必ず
火災保険に付帯してつけなくてはなりません。(損保の場合)
3年前に起きた東日本大震災時
私が引き受けている 火災保険のお客様の
全員に 地震保険を付帯していたので、ほとんどの方が
なにかしらの 補償を受けることができました。
それでは 実際どのように保険金は支払われるのか?
まずは表から
↓
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解説
地震が起き、損害を受ける(写真が撮れる状況であれば撮影しておく)
↓
保険会社に一報を入れる(代理店でも可)
↓
鑑定を受ける(本社より鑑定人が派遣されて損害状況をチェックする)
↓
判定は4つ
全壊
半壊
一部損
ノーカウント
判定に基づいて、保険金は支払われます。
それでは、その具体的な数字は?
各人の地震保険の保険金額に基づきます。(火災保険金額の1/2以下になっています )
例:
※ 1600万の建物の火災保険に加入した ⇒ 地震保険の保険金額は800万円
全壊であれば(前回の地震では 津波の被害にあわれた方のみ(2件) 全壊でした)⇒800万円でます
半壊であれば(前回の地震では ほとんどいませんでした。)⇒400万円
一部損であれば(ほとんどの方はこれに該当いたしました)⇒400,000円
ノーカウント⇒損害が満たないと 支払いはございません。
前回の地震後、修理を頼まれたお客様がおりましたが、地震保険で出た保険金で
十分 修繕をすることができました。(余るほどに)
注意:火災保険は 損害に応じて保険金が支払われますが、地震保険は、すべて4判定に基づいて支払いが行われるのが
特徴です。
家財保険も然り。
家財保険は 冒頭に記したとおり
任意で加入する保険です。
損害状況は、建物より 損害が大きかったため
半壊以上の判定をもらうことが多く、受け取る保険金は多くなりました。
何もなければ、それに越したことはございません。
ただ、万が一のために ご自宅を守り、家財を守り、 そして生活を守る 保険が 火災保険であり、地震保険なのですね。
長い長い解説になってしまいましたが、火災保険は対象となるものが
建物 と
家財 であること。
ご予算が許されれば
それぞれに 地震保険をかけて頂いて (建物の契約と 家財の契約とが 必要になります )
万が一に備えたいですね。
エムケーホームズ 朝日火災海上保険株式会社代理店