9年程前に一度だけ、友達と日光江戸村に行ったことがある。時間が無くて全てのエリアやアトラクションを回り切ることができなかった。2001年頃に白虎隊を題材にした野外劇をやっていたことがあるらしく、それを見ることができなかったことが今となっては悔やまれる。野外時代劇ライブ「白虎隊飯盛山の最期」という演目で、ときどきリンク先⇒A、⇒B、⇒C、⇒D、のようなサイトを見かける。もし今上演していれば泊りがけで行って、しっかりデジカメで撮影してくるんだけど‥。一日の公演を全部観て、毎回違う角度から撮影して、さらに次の日も入村して観に行きたい。
「百度」という検索サイトで「白虎隊」と検索すると、見たことがない“白虎隊士マネキン”の画像が見つかった。会津若松飯盛山の土産物屋で買った冊子の表紙に写っている三体の白虎隊士のマネキンや、日新館に展示されている郡長正少年の切腹する姿を再現したマネキンは見たことがあるが、今回見つけた画像に写ったマネキンは初めて見た。
飯盛山のジオラマに、少なくとも8体の等身大の白虎隊士のマネキンが設置されている。学ラン風の軍服をもろ肌脱ぎになり、白いスタンドカラーシャツ姿になった少年たちが、ある者は短刀で喉を突き、またある者は今まさに刺し違えようと刀を構えている。画像を見る限り、顔は皆険しく時代劇の悪役のようで、とても15、6歳の可憐な少年の顔には見えない。そこは残念なのだが、こんなマネキンが展示されているということが嬉しい発見だった。山腹の下の方にいる隊士たちは等身大ではなく小さく作られていて(左端の画像)遠近感が出してある。左端の画像の木に隠れてしまっているが切腹しているらしい一人が気になる。長刀は腹に突き刺さっているんだろうか?表情は?血は出てるんだろうか?
展示されている場所は、日光江戸村の吉良上野介邸内にある「歴史館」。ここには白虎隊自刃の場面以外にも、日本史の一場面を切り取った等身大のマネキンを使ったジオラマがいくつもあるようだ。関ヶ原の合戦における首実検、島原の乱、松の廊下の刃傷~浅野内匠頭切腹~吉良邸討ち入り、大老堀田正俊の刺殺事件、桜田門外の変、池田屋騒動等々‥、なぜか血みどろな事件ばかりを選び、さらにことさら血みどろなジオラマを作り上げている。
取り上げられた場面が江戸時代ばかりなのは、日光“江戸村”だからだと思われるが、歴史的一場面を再現したというより、この血みどろにこだわった演出はお化け屋敷のノリに近いのではないだろうか。ジオラマの一つに水戸黄門が堂々と登場していることからも教科書的な真面目さで作った感じはしない。ジオラマを作った人、プロデュースした人は楽しかっただろうな~ 自分もこのジオラマ製作に関わりたかった。こういう展示物は大好きだ。白虎隊自刃ジオラマ以外の画像は、「日光江戸村だぞ!」という記事を書かれた長渕剛のそっくりさん長渕勇次さんのブログをどうぞ⇒
9年前、日光江戸村に行った時は吉良上野介邸には行かなかったのかもしれない。行ったら絶対覚えてるはずだし。実物を見に行きたいけど、東京都内に住んでた時ならまだしも、関西に引っ越した今となっては日光は遠い‥
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