続・切腹ごっこ

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「衣服のシワ上達ガイド」

2009-12-01 | ★レビュー(本)
「マンガ作画資料 写真と図説でわかる衣服のシワ上達ガイド」という本の感想。

 この本は主に、女子と男子の制服(ブレザー・セーラー服・学ラン・セーター・スラックス・スカート等)のシワのでき方を解説している。ワイシャツ・ジャケット等を着て色んな姿勢をした時に、素材によってどこにどんなシワができ、シルエットがどう変わり、その中のどの線を選んで描けばそれっぽく見えるのか。モデルの写真と、それに重ねて描かれたイラスト用の線を使って解説する。
 広い意味で言えば制服の描き方なのだが、解説しているのはシワについてだけだ。衣服はシワの集合体で、シワを上手く描ければ線画段階の衣服はそれっぽく見える、ということなのかもしれない。

 ワイシャツに関してはこの本に描かれている内容の半分くらいのことはできているんじゃないかと思う。「好きこそモノの~」というか何というか、何枚もワイシャツ姿を描いてきただけのことはある(と思う)。ただやっぱりあんまり描いたことのない姿勢でできるシワは、リアルに描けてなかった気もする。腕を振り上げても袖口が下がってなかったり、膝を折ってもスラックスのスソが上がってなかったり、見返してみるとその他にもリアルじゃないところは多々あった。
 ジャケット姿やセーター姿はほとんど描いたことがないので、知らないこと気がつかなかったことばかりだった。シャツとはシワのでき方もシルエットの変化も全然違う。これらの写真も多いので、これから描く際には参考にできそうだ。

 全体の3割ぐらいはTシャツやパーカー、デニム等のカジュアルな服の解説になっている。欲を言えばもっと多様な姿勢やアングルの写真が欲しかった。載っている写真をもとにして応用すればいいのかもしれないけど。

 制服の写真が主だったのは嬉しかったが、ワイシャツフェチの個人的意見としては、もうちょっとそそられるセクシーなワイシャツ姿を撮って欲しかったな~という気もする。本来の目的からは多少逸れるかもしれないけど。そういえば胸元を肌蹴たような写真はなかったな… 腹に刃物を突き立てた時にできるシワを解説したページも欲しかった。

写真と図解でわかる 衣服のシワ上達ガイド (マンガ作画資料)
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