日本100名城の51番目・安土城跡に登城してきた。もちろん100名城スタンプもしっかり押してきた。安土信長祭りの日は6月2日の信長の命日(本能寺の変)に近い日曜に開催されるためか、入山料は無料だった。
登城口のある大手道を登る。5メートルぐらい(?)の幅の石段がほぼまっすぐ山の中腹まで続く。宮殿か何かへ向かうような広くて登りやすい大手道。城は攻め難く作るもの、という常識を無視した作りになっている。この大手道の両脇には羽柴秀吉や前田利家などの家臣の屋敷跡が並んでいる。
石段の所々に、仏様が彫られた石が単なる石材として使われている。比叡山や本願寺と戦った信長だからできたことなのか、当時の人はわりとドライだったのか。中腹には信長が創建した総見寺がある。ここもちょっと覗いて見ればよかったな。
大手道は天皇行幸のために作られたもので普段は使わなかった、とかっていう説もあるとか。それにしても息が切れる。
石垣だけとは言えけっこうキレイに城跡が残っている。だいぶ発掘&整備したのかな?
今度はブッダの足型を彫った仏足石が。これも石材として使われていたようだ。
そして、いよいよ天主台跡へ。巨大な礎石が規則正しく並んでいる。この上にあの華麗な天主が聳えていたのか。伊勢の安土桃山文化村には復元した安土城天主があるそうな。
二の丸跡にある信長の霊廟をちょっと覗いて、帰路はもともとの総見寺があった西の山腹へ。三重の塔が残る境内からは西湖が望める。
石段をひたすら下っていくと総見寺の山門が現れる。その後はなだらかな山道を山を巻くように歩いていくと大手道の下の登城口に戻ることができる。祭りの影響で観光客が多かった。もっと静かな日に登ってみたかった気もする。
すぐ近くにある観音寺城も100名城の一つだった。またこの辺に来る機会があれば登ってみようっと。
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