いつも思うのです。
我が家は今から52年前に引っ越してきました。
今住んでいるところは、偶然にも父の勤めていた
会社のご厚意で突如借りられるようになったことからです。
首都高速建設による立ち退きで、本来は草加の方へ引っ越すことになっていました。
私が小学校4年生の時です。
土地も買い、家を建てる資金は立退料と銀行から借りる算段で
話は進んでいましたが、
突如降って湧いてきた話で、家族会議の末
全員一致で、そのお家を借りることにしました。
(なんのご縁か同級生が済んでいたお家です)
もともと住んでいたお家から徒歩5分くらいのところだったので
学校もそのままだし、父の仕事にも影響なし、
引っ越しも楽だし、
願ったりかなったりでした。
そこで思うのです。
もしあの時、現在の我が家の話が無かったら
どうなっていただろうかと。
そう考えてみると、とんでもない変わりようにびっくりしました。
小学校5年生からは別の学校になり、当時の友達ともさようなら
すると、その後始めたUコン(現在のラインコントロール、模型飛行機です)もやっていませんでした。
とすると、その時の友達もいない
中学に入ると、友達の影響でギターを始めましたが、
多分それもやっていなかったでしょう。
中学の時の家庭教師の先生にも出会っていない
当時好きだった同級生の女性も知り合っていないし、
部活の剣道もやっていない
高校も違う学校へ行っていたでしょう。
そうすると水泳もやっていないし、
バンドも組んでいない
バイトも違うところ
そうそう、幼少から飼っていたインコなどの小鳥たちとも
巡り合っていなかったと思います。
仕事も違う方面に進んでいたでしょうし・・・
もちろん今の嫁さんにも出会っていない・・・
そうなんですよ、今までの人生のほとんどの人には出会っていないことに気づきました。
ある意味恐ろしいです。
なにもかもがリセットされてしまうわけで、
いったい私はどんな人生を歩んでいたのでしょうか?
シュミレーションソフトなんかないでしょうかね?
今こうやってキーボードをたたいていますが、
これも無かったことになってしまいます。
星を見に行ったり
海水浴へ行ったり
キャンプに行ったり
すべてが無かったことになってしまいます。
うーーーーーーーん( ゚Д゚)
まあ、今の自分が一番自分らしいのですかね。
人生は奥深いと思うのでした。