ねぎやんのしま人のたわごとパ-ト2

視覚障碍者、ねっしーのあれこれ日記・・・

4月1日 新入社員とカレーうどん

2024-04-01 16:09:04 | 日記

今から43年前の今日

1981年4月1日

私は社会に出ました。

新入社員ですね、建築設備の会社に入社しました。

まあ、その内容は以前に書きましたので、

今日はそっちではなくって、それぞれの会社で初めて食べた

昼食のお話をしようと思います。

実は、事前に会社には行っていたので、

初めての昼食ではないのですが、契約上、実際に4月1日が

入社日となりますので、その日を基準にお話しします。

朝、健康診断と契約書などの書類、

職人さんにあいさつ回り

そして、さっそく現場へ

始めていったのは、かの「石原裕次郎邸」でした。

設計の先輩と、そこへ行き、いろいろと案内を受け、

その帰りにそばやへ入ったのでした。

そこで食べたのが「カレーうどん」でした。

カレーうどんは昔、まかないから生まれた食べ物だそうですね。

その、カレーうどんに七味唐辛子を掛けたら

「えっ?辛いのに辛いのをかけるの?」と

驚かれました。

味まで覚えていませんが、

緊張していて、何食べても一緒だったのかもしれません。

偶然にも、43年も過ぎた今日、我が家の昼食がカレーうどんに

なりました。

カレーうどんをすすりながら、そんな昔を思い出したのでした。

 

大したお話ではありませんが、新入社員時代の

はじめの一歩は、昼食のような気がします。

これがおいしく食べられれば、たのしい仕事になる可能性が

大きいですが・・・

経験としてお伝えいたします。

最初の会社は覚えていません、つまり・・・地獄でした。

次の会社は、トラックの運転手です。

途中入社なので、初日は旅行でした(笑)

他の社員から「初日が旅行ってなめてんのか?」と

ののしられたものですが、ふたを開けてみれば

とっても楽しい職場でした。

昼食も旅行中のご飯ですので、当然においしい

旅行から入社させてくれるのですから、

それは良い職場だと言えるかもしれません。

というか、楽しい職場ですね。

しかし、そのまま運ちゃんとして仕事を続けるのに不安を感じ退職、

次は、また建設業界での設計のお仕事です。

またまた、入社当日の昼食は、蕎麦屋の定食で

ごはん、そば、煮魚、豆腐、他お新香などだったかと。

緊張でなかなかご飯がのどを通らなくて、

お豆腐を少し残してしまいました。

仕事自体はやりがいもあって、今でもカタチで残っていますから

良いのですが、やはりつらかったです。

昼食の緊張感と同じで、これを一生・・・とは思えませんでした。

次、

木型屋さんでの設計なのですが、

同じ設計でも包装業界の設計をやることになりました。

初めての昼食は、社員食堂でみんな同じお弁当・・・

これがマズイ・・・

とにかくマズイ

昼食代はほとんど会社負担で、自己負担はたったの150円

でもマズイ・・・

昼食代は助かるけど・・・

会社としては、・・・やっぱりマズイ会社でした(笑)

社長が、会社のお金を私的利用しまくっていましたし、

いろいろと問題ありでした。

その次

次と次は即やめましたが(なので履歴書上は記載していませんでした。

厚生年金保険や健康保険、雇用保険の継承上バレる可能性大ですので、試用期間内退職で、正式入社はしていませんと話しています。)

最初がNCワイヤーでの金型屋の設計

やはり宅配お弁当、まったく覚えていませんが、

食べきれなくて半分ちかく残しました。

3日間でやめました。

一緒に働く人は、趣味が一緒で(星とか宇宙大好き)良かったのですが、会社は問題ありで、即気付いたので、一応これはまずいですよとクレーム入れて円満退社しました。

その次は、装飾、服飾金物の問屋さんです。

非常にアメリカンな会社でした。

とっても小さな会社ですが、とにかく休日が多い、

しかも社員の休みが多い・・・

最初のご飯は定食屋で、お刺身定食

実はその会社の初出勤当日の朝、可愛がっていた

スズメのチュンすけが、亡くなってしまい

悲しくてご飯ものどを通らない・・・

涙をこらえながら社長と一緒に営業廻りをしたのです。

チュンすけの分としてお刺身を残しました。

その会社は将来性がやばいと思っていたところに、

通勤途中に交通事故に遭ってしまい、

良い機会と思って、リハビリ終了後に退職しました。

幸い、私の判断は当たっていて、そのわずか数年後に

親会社が倒産し、連鎖倒産したと聞きました。

そして、最後に定年まで勤め上げたプラ板問屋の事務員になるのですが、

入社当日は、会社がお稲荷さんを祭っていて、

ちょうど二の馬の日で、おめでたいということで

お赤飯などを出してくれました。

それだけで、とてもじゃないけど動けないくらい

おなかいっぱいで苦しかったことを覚えています。

その会社は、32年弱勤務したのですが、

入社の時のお腹と一緒で、とても苦しかったです。

でも、転職ばかりしてはダメ人間になりそう、少しは我慢しなくちゃと

歯を食いしばって毎日頑張ったのでした。

 

このように、初めての会社で食べる最初の昼食は、けっこう大事な要素と思います。

緊張していて当たり前、のどを通らなくて当たり前、

でも、それでも楽しく食べられ、思い出に残るようであれば、

きっと頑張って働き続けても良いのかもしれません。

研修に行ったときは、食事が楽しかったですし、おいしかったです。

なので、何度でも行きたかったですね。

仕事だけでなくても、ご飯がおいしければすべてよし、きっと人生なんてそんなもんななのかもしれませんね。

頑張れ、若人よ!

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿