グロースの2日目は山登りです。
この山登りには、数えきれないほどの思い出があります。
標高は1200メートルにも満たない山ですが、低学年も含めた子どもたちだけの登山隊のチャレンジとしては、かなりハードな体験です。
そもそも、このグロースセミナーが生まれたきっかけは、関わったスタッフはボクから聞いているかもしれないけれども、参加してくれる子どもはもちろん多くの保護者の方も知らないことだと思う。
そのことに少しだけ触れて置くことにします。
ボクが、「自分と出会った」のは30才を過ぎた頃でした。
おかしな言い方かもしれませんが、それまでは「自分と言う存在」を全く分かってはいなかったのです。
一度も一緒に生活することのなかった父親を恨み、その決断をした母親に失望していた。
「もっと生まれがよかったら」
「父親が一緒にいてくれたら」
「ボクにもっと力があったら」
ないものねだりばかりで、不満といら立ちの毎日でした。
結婚、離婚、起業、失敗、挫折を経験した30歳を過ぎたころ、相変わらず人生はままならない状態でした。
その頃に出会ったある研修でのこと。
「あなたは誰ですか?」
この問いかけに、ボクの人生は音を立てて止まったような感じだった。
「いつ生まれて、どんな学校に行って、どんな仕事をして、誰と友達になって、誰を愛して・・・・」
いくらでも答えることはできるけど、それは「外に向けた自分」であって、内側の自分のことではなかった。
さまざまな実習を体験し、自分の内側に閉じ込めていた苦しみに気付き、潜んでいた自分の可能性に出会った、衝撃的な体験だった。
「自分」と言う存在に気付くことが、どれほどボクの人生を変えてくれたことか。
誰だって、自分のことを「自分」と思っているわけだけれども、ちゃんと自分に向き合うことはそれまでになかったわけです。
これは、世の中の誰にでもいえることなのかもしれない。
25年以上、心理トレーニングを提供し続けて感じることは、皆、自分をまだ十分に知らないということ。
中国の古い言い伝えにこんな逸話がある。
仙人たちが集まって話をしている。
人間にとって一番大切なものをどこかに隠しておこう。そして、彼ら自身にそれを探させよう。はじめから与えてしまっては、人間の成長がなくなってしまうから・・・。
ある仙人は山奥に、ある仙人は海の底に、ある仙人は大地の奥深くに・・・
そして、最善の場所を見つけ出した。
「人間の心深くに隠しておこう」
ボクたちは、人生を通して「自分」を探していくことを使命として与えられているのかもしれない。
その研修の4日間は、ただただ感動でした。
何度も泣いたし、心から笑った。
自分に出会えた感動で、震えた。
ボクがその時に思ったこと。
もし、このことをもっと幼いころに誰かが教えてくれていたら、人生は全く変わっていたかもしれない。
もちろん、大人になった今だから学べたことはあるのだけれど、「自分」と言う存在がどれほど大事な存在なのかを、言葉ではなく『体験的』に味わうことができたら…・
学校では教えてくれないことだった。
この仕事を始めた翌年、ボクの親友がそのきっかけを作ってくれた。
さらに、士幌のオヤジ、貢さんがその実現の道を開いてくれた。
今年で23年目。
長く愛されているのは、子どもたちにボクたちの未来があるから。
そこにかかわれる喜びを毎年感じさせてもらっている。
ボクが、自分の仕事としている「自己分析心理学講座」は、大人番のグロースセミナーなのかもしれない。
確かにそれを意識した実習もいくつかありますからね。
さて、いよいよ山登りがはじまる。
この山登りには、数えきれないほどの思い出があります。
標高は1200メートルにも満たない山ですが、低学年も含めた子どもたちだけの登山隊のチャレンジとしては、かなりハードな体験です。
そもそも、このグロースセミナーが生まれたきっかけは、関わったスタッフはボクから聞いているかもしれないけれども、参加してくれる子どもはもちろん多くの保護者の方も知らないことだと思う。
そのことに少しだけ触れて置くことにします。
ボクが、「自分と出会った」のは30才を過ぎた頃でした。
おかしな言い方かもしれませんが、それまでは「自分と言う存在」を全く分かってはいなかったのです。
一度も一緒に生活することのなかった父親を恨み、その決断をした母親に失望していた。
「もっと生まれがよかったら」
「父親が一緒にいてくれたら」
「ボクにもっと力があったら」
ないものねだりばかりで、不満といら立ちの毎日でした。
結婚、離婚、起業、失敗、挫折を経験した30歳を過ぎたころ、相変わらず人生はままならない状態でした。
その頃に出会ったある研修でのこと。
「あなたは誰ですか?」
この問いかけに、ボクの人生は音を立てて止まったような感じだった。
「いつ生まれて、どんな学校に行って、どんな仕事をして、誰と友達になって、誰を愛して・・・・」
いくらでも答えることはできるけど、それは「外に向けた自分」であって、内側の自分のことではなかった。
さまざまな実習を体験し、自分の内側に閉じ込めていた苦しみに気付き、潜んでいた自分の可能性に出会った、衝撃的な体験だった。
「自分」と言う存在に気付くことが、どれほどボクの人生を変えてくれたことか。
誰だって、自分のことを「自分」と思っているわけだけれども、ちゃんと自分に向き合うことはそれまでになかったわけです。
これは、世の中の誰にでもいえることなのかもしれない。
25年以上、心理トレーニングを提供し続けて感じることは、皆、自分をまだ十分に知らないということ。
中国の古い言い伝えにこんな逸話がある。
仙人たちが集まって話をしている。
人間にとって一番大切なものをどこかに隠しておこう。そして、彼ら自身にそれを探させよう。はじめから与えてしまっては、人間の成長がなくなってしまうから・・・。
ある仙人は山奥に、ある仙人は海の底に、ある仙人は大地の奥深くに・・・
そして、最善の場所を見つけ出した。
「人間の心深くに隠しておこう」
ボクたちは、人生を通して「自分」を探していくことを使命として与えられているのかもしれない。
その研修の4日間は、ただただ感動でした。
何度も泣いたし、心から笑った。
自分に出会えた感動で、震えた。
ボクがその時に思ったこと。
もし、このことをもっと幼いころに誰かが教えてくれていたら、人生は全く変わっていたかもしれない。
もちろん、大人になった今だから学べたことはあるのだけれど、「自分」と言う存在がどれほど大事な存在なのかを、言葉ではなく『体験的』に味わうことができたら…・
学校では教えてくれないことだった。
この仕事を始めた翌年、ボクの親友がそのきっかけを作ってくれた。
さらに、士幌のオヤジ、貢さんがその実現の道を開いてくれた。
今年で23年目。
長く愛されているのは、子どもたちにボクたちの未来があるから。
そこにかかわれる喜びを毎年感じさせてもらっている。
ボクが、自分の仕事としている「自己分析心理学講座」は、大人番のグロースセミナーなのかもしれない。
確かにそれを意識した実習もいくつかありますからね。
さて、いよいよ山登りがはじまる。
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