自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

ロースカツとエビフライ

2014-04-15 06:56:06 | ひとり言
10日に一度は、通院しなければならない母親。


なかなか忙しくて、一緒に行ってあげられないのですが、昨日は久しぶりに下北沢まで同行。


ひと通りの挨拶がわりの愚痴を聴きながら、


「今日も母親は元気」なことを確認する。


診察のあとは、二子玉川の高島屋でお昼ご飯。


昨年、思い切って腸の手術をしたせいで、その後はお腹の調子も良くなって、なんと5キロも体重が増えた。


食欲も旺盛なのだけれども、いつものように


「なんだかねぇ、食欲もなくて食べたいものがわからないよ。」


デパート内の案内板にあるお店の写真を眺めながら、突然、


「トンカツ食べたい!」


<なんだよ、食いたいもの、ちゃんとあるじゃん>


と、心の中でつぶやきながら、多少胸焼け気味のボクはとんかつ屋に向かう。


メニューを開いて


「トンカツと、エビフライがいい」


よほど食べたかったのか、彼女の欲しいものは明確。


「とんかつはロースとヒレのどっちがいい?ヒレの方が柔らかいよ」


「ロースがいい」


<あっ、そうですか>


見事な、ロースカツと、大きなエビフライ。


ほぼ完食です。


88歳。


早く死にたいとか言っていた母親は、まだまだ元気だ。






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