自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

オヤッサンとご先祖様にパワーをいただく

2012-07-18 06:48:13 | ひとり言
平成7年7月17日


この7の続く日に、ボクの父は82年の人生を終えて旅立ちました。


一日遅れではありましたが、早朝、鶴見にある総持寺に、墓参りに行ってきました。


墓前に立つと、出てくる言葉は、やっぱり感謝の言葉です。


毎朝仏壇に手を合わせているのとは、気分は全く違います。


素直に頭を下げて、シッカリと生きることを誓ってまいりました。




幼いころに両親を亡くしたこと。


思春期は放浪し、各地の寺で飢えをしのいでいたこと。


戸籍がどこにあるのか知らずに、意図せずに兵役を逃れたこと。


大工の仕事をまじめにやって、思いがけないほどの大金を手にしたこと。


次々と依頼を受けて会社を合併し続け、いつの間にか上場企業にまで育てたこと。


そして戦後最大の倒産とまで騒がれた倒産劇があったこと。


その後は、株式投資、不動産業、骨董業をしていたこと。


オヤッサンの人生はまさに波乱万丈でした。



その人生の一コマに、ボクが生まれました。



ともに生活したことは一度もなかったけれども、偉大な父の子どもとして生まれたことを誇りに感じます。



今朝、墓前で思い出したことがあります。



生前、ボクは父親が大嫌いでした。


あるとき、契約寸前までいっていたある企業との約束を、簡単に反故にしたことがあります。


独立したばかりの、その社長さんは困り果てていました。



「あいつの言うことは、どうも信用ならない」


と言うオヤッサンに、


「もう少し、信じてあげてもいいんじゃないですか?」と言うと


「人なんか信じてどうするんだ!」と一括されてしまった。


その時は、心の中でオヤッサンを批判していました。


なんて心の小さな人なんだ!


人を信用できないなんて、なんてさみしい人生だ!・・・・と。


でも、今ではよーくわかります。


あれは「自分を信じろ!」ってことだったことを。



会社がうまくいかなくなって、オヤッサンに助けてもらって、自信を無くしていたボクへの痛烈なメッセージでした。


誰もいない墓前と、本堂から聞こえてくる朝の勤行の読経を耳にしながら、ご先祖様とオヤッサンのチカラをったぷりと足心(両足裏)からもらってきました。


さぁ、夏本番です!








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