自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2015グロース日記 「 マウンテンバイク快調 」

2015-09-03 07:50:47 | グロースキャンプ
7月31日、3日目


6時起床。


5分間チャレンジを終えて、7時朝食。


食事中に、そこここから、


「 きょうは、マウンテンバイク 」 と声が聞こえてくる。


プログラムついては、子どもたちには事前には知らせない。


でも、リピーターたちは、知っている。


じろっとにらむと、知らんぷりをする。


思わず口に出てしまうところが、子どもらしくて面白い。


ただ、どんなに楽しみだとはいえ、危険であることには違いない。


急坂が5キロも続くこと。


ブレーキを間違えると、あっという間に転倒してしまうこと。


そもそも、体の小さな子どもには、ブレーキを握る力が尽きてしまうほどの坂。


でも、まわりは牧場。


牛の鳴き声を聞きながら下り、風を切って走り下りるのは、都会では絶対に味わえないこと。


この日も天気は快晴。


全員がやる、と決めて、準備開始。


先ずは練習。


特に初めて参加する子供たちは、特別の訓練がある。


足ブレーキの癖がついている子どもには、特に注意しなければならない。


坂が緩やかになったとたんに、調子に乗ってペダルをこいだりする子どもは、決まって転倒する。


「ブレーキ!イチ、ニィ、サン!はい、離して!」


大声で伝えながら、子どもたちに緊張を与える。


上手くいかない子供は、何度も繰り返し練習させる。


初参加のTORも、TKMも、上手くできなくて、涙を浮かべている。


「ハイ、モウイッカイ!」


何度も繰り返し、何度も練習する。


25年間を振り返っても、大けがにはならなかったものの、痛い思いをした子供はたくさんいる。


前輪ブレーキを握ってしまって、見事に前転してしまった時には、本当に肝を冷やしてしまう。


坂が緩やかになった、と勝手に思い込んで、一気に漕ぎ始めてハンドルがぶれて転倒した子供、


ブレーキを握る力が尽きて、足ブレーキをして怒鳴られた子ども。


道路の端に寄りすぎて、側溝の凸凹にタイヤを取られて転倒した子供。


すぐ前にいる子どものバイクに突っ込んで二人で転倒してしまったこともある。


だから、ボクたちは気が抜けない。


楽しい体験なのだけれど、本気でかからないと大きなけがにつながってしまう。


全員が合格になると、今度は、階段下り。


「ペダルに足をのせる!」


「ハンドルをしっかりとつかむ」


「前をしっかりと見る」


「よし、さぁ、いけー!」


はじめての子どもたちは、緊張しながら必死に降りていく。


それでも、全員がやり遂げる。


急な階段の中級コース。


でも、簡単にはいかない、危険な場所でも、子どもたちは次々にチャレンジしていく。


TKMは、最後まで怖い思いをしながら諦めずにチャレンジし続けた。


途中でめげるだろ、普通は、と言いたいような転倒をしながらも、チャレンジしていた。


さて、いいよMTBの出発時間。


チーム別にスタートしていく。


最初の下り坂。


5キロ近く続く坂道は、周りが牧場のため、さほど急勾配には見えない。


でも、実際に走ってみると、みるみるスピードがついてしまう。


この坂道が一番緊張する。


ところが、今回のチーム、あっという間に走り降りてしまった。


上り坂も、見渡す限り牧場の道も、砂利道も、そして、気持ちのいい小麦の畑の道も。


そして、士幌の中央公園に全員到着。


公園の芝生で昼の弁当。


休憩も兼ねて、たっぷり2時間半、この公園で遊んだ。


子どもたちは、本当に遊びの天才。






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