最近冒険してますか? これから何回かにわたって、心理構造についての寄り道などもしながら『ホビットの冒険』に触れていきます。
それでは・・・、はじまりはじまり・・・
--------------
とても清潔な、ひろーい穴に、一人のホビット(小人の種類)が住んでいました。
*小人にもいろんな種族があります*
●この物語にも登場する「ドワーフ」
…『白雪姫』(グリム民話)の中の7人の小人でひげを生やしてます。
ホビットよりも大きな種族。
●『ガリバー旅行記』(ジョナサン・スウィフト)に登場する「リリパット」
…ホビットよりもずっと小さな種族。
そういえば、日本にもコロポックルという小さな人がいますね。
『だれも知らない小さな国』(佐藤さとる)
主人公は、ビルボ・バギンス。
ホビット(特にビルボ)は、食べたり飲んだりすることが大好き。その日も食後にのんびりパイプをくゆらせていました。
そこに、あの魔法使いのガンダルフが来てビルボに言います。
「冒険に連れ出そうと思ってるんじゃ」
しかし、ビルボは家にいることが大好きなので、断ります。
すると、ガンダルフの企みで次々とドワーフが訪れてきました。最後はガンダルフも合流し、13人のドワーフ達と好き勝手に飲み食いを始めてしまいます。
そして、ドワーフ小人のトーリンが古い地図を開き、語り始めました。
「わしのじいさんの時代に、この地図にある山にやってきて、黄金や宝石を探り当てた。山の下の王として名をとどろかせたが、そのことで竜を誘い寄せてしまった。竜はわしらの宝石を盗み、今や、その山の中の洞穴を住処にして、殺されない限り永遠に生き続けているのじゃ」と・・・・。
ビルボは、この宝石を取り戻す冒険に誘われているのです。それもガンダルフに「ビルボこそがこの冒険を成功させる存在じゃ」とまで言われてしまいます。
自分の仕事ではないと断り続けていたビルボも、結局この冒険の旅へ巻き込まれ・・・・・、
そしていよいよ冒険の旅の始まりです!
野宿をしていたある晩、林の中に灯りを見つけます。
何の灯りか確かめるために、「忍びのもの」と呼ばれているビルボが(ホビットは足の裏に毛が生えていて音を立てずに歩くことができるのです)行くはめになりました。
そしてたどり着いてみると、そこには恐ろしい3人のトロル達が…。
(出典:『ホビットの冒険』)
*トロルは、悪い精、巨大な怪物、魔法使いや悪い人として、物語や神話に登場します。
・『三匹のヤギとガラガラドン』北欧民話
・『つっぱり魔物のグロリカン』モーリー・ハンター
・『ムーミン谷の冬』トーベ・ヤンソン
などなど・・・読んだことありますか?
~~~~~~~~~~~~~~
ボクは、幼い頃とっても臆病でした。そして泣き虫。
男の子としてはサイテーな分野に属します。
母一人子一人でしたから、なおさらの甘えん坊です。
「おとーさん」とは一緒に生活をしていませんでした。ですから父親という存在がどんなものなのかボクには良くわかりませんでした。
「おとーさん」はめったにボクの目の前には現れません。「おとーさん」とは呼んでいるものの、どこかの「知らないおじさん」という感じでした。
たまにボクの前に現れても、ほとんどしゃべりません。とても威圧感たっぷりのこわい人でした。
まさに、ボクにとっては怖ろしい「トロル」だったのです。
その「トロルおとーさん」は、とうとつに電話をかけてきます。
そして「もしもし」とは言いません。
いきなり「どうした?」です。
どうした?って言われてもなぁ・・・と思いながらも、怖いですからね、何と答えようか思いをめぐらしているうちに、母親が電話を変わる…といういつもそんな繰り返し。
そして、ある夏の日でした。
(つづく)
それでは・・・、はじまりはじまり・・・
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とても清潔な、ひろーい穴に、一人のホビット(小人の種類)が住んでいました。
*小人にもいろんな種族があります*
●この物語にも登場する「ドワーフ」
…『白雪姫』(グリム民話)の中の7人の小人でひげを生やしてます。
ホビットよりも大きな種族。
●『ガリバー旅行記』(ジョナサン・スウィフト)に登場する「リリパット」
…ホビットよりもずっと小さな種族。
そういえば、日本にもコロポックルという小さな人がいますね。
『だれも知らない小さな国』(佐藤さとる)
主人公は、ビルボ・バギンス。
ホビット(特にビルボ)は、食べたり飲んだりすることが大好き。その日も食後にのんびりパイプをくゆらせていました。
そこに、あの魔法使いのガンダルフが来てビルボに言います。
「冒険に連れ出そうと思ってるんじゃ」
しかし、ビルボは家にいることが大好きなので、断ります。
すると、ガンダルフの企みで次々とドワーフが訪れてきました。最後はガンダルフも合流し、13人のドワーフ達と好き勝手に飲み食いを始めてしまいます。
そして、ドワーフ小人のトーリンが古い地図を開き、語り始めました。
「わしのじいさんの時代に、この地図にある山にやってきて、黄金や宝石を探り当てた。山の下の王として名をとどろかせたが、そのことで竜を誘い寄せてしまった。竜はわしらの宝石を盗み、今や、その山の中の洞穴を住処にして、殺されない限り永遠に生き続けているのじゃ」と・・・・。
ビルボは、この宝石を取り戻す冒険に誘われているのです。それもガンダルフに「ビルボこそがこの冒険を成功させる存在じゃ」とまで言われてしまいます。
自分の仕事ではないと断り続けていたビルボも、結局この冒険の旅へ巻き込まれ・・・・・、
そしていよいよ冒険の旅の始まりです!
野宿をしていたある晩、林の中に灯りを見つけます。
何の灯りか確かめるために、「忍びのもの」と呼ばれているビルボが(ホビットは足の裏に毛が生えていて音を立てずに歩くことができるのです)行くはめになりました。
そしてたどり着いてみると、そこには恐ろしい3人のトロル達が…。
(出典:『ホビットの冒険』)
*トロルは、悪い精、巨大な怪物、魔法使いや悪い人として、物語や神話に登場します。
・『三匹のヤギとガラガラドン』北欧民話
・『つっぱり魔物のグロリカン』モーリー・ハンター
・『ムーミン谷の冬』トーベ・ヤンソン
などなど・・・読んだことありますか?
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ボクは、幼い頃とっても臆病でした。そして泣き虫。
男の子としてはサイテーな分野に属します。
母一人子一人でしたから、なおさらの甘えん坊です。
「おとーさん」とは一緒に生活をしていませんでした。ですから父親という存在がどんなものなのかボクには良くわかりませんでした。
「おとーさん」はめったにボクの目の前には現れません。「おとーさん」とは呼んでいるものの、どこかの「知らないおじさん」という感じでした。
たまにボクの前に現れても、ほとんどしゃべりません。とても威圧感たっぷりのこわい人でした。
まさに、ボクにとっては怖ろしい「トロル」だったのです。
その「トロルおとーさん」は、とうとつに電話をかけてきます。
そして「もしもし」とは言いません。
いきなり「どうした?」です。
どうした?って言われてもなぁ・・・と思いながらも、怖いですからね、何と答えようか思いをめぐらしているうちに、母親が電話を変わる…といういつもそんな繰り返し。
そして、ある夏の日でした。
(つづく)
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