午後に入る前に、お昼ごはん。
何度か紹介している、町にある「鈴木精肉店」
えびはるまき
チーズハムカツ
コロッケ
ぎょうざコロッケ
などなど
アイディア揚げ物がふんだんにあって、おばちゃんがいつもおまけをつけてくれます。
今では、さぶを見かけると「頑張ってねぇ」と声までかけてくれるようになったそうです。
地元の人たちとも、少しずつ交流が始まっています。
午後体育館で準備をしていると、まっさきに走りこんできたのが、トモミとユイ。
Tちゃんはまっしぐらにピアノに走り寄って弾き始めます。
おまけに、長縄を胸元に隠して。
「あたしが長縄をもっている事は内緒にしておいてね」
スタッフに必死になって伝えています。
Tちゃんはいつも、「自分から始め」たがります。
そして、自分の思うようにならないとすぐにふてくされます。
言葉遣いが悪い。
今では、その事に慣れてきましたが、この言葉遣いの悪さはどうやら地域性もあるようです。
何十年も前に移住してきたSさんも、最初は言葉の強烈さに驚いたと言っていました。
驚くような言葉・・・・罵声罵倒する言葉が飛び出てきます。
それも10歳にも満たない子どもたちの口から。
もちろん全員と言うわけではありませんが。
それともう一つ。
いわゆる発達障害、知的障害に見える子どもが多いような気もします。
そういった事実は、確認しませんが、ボクたちの関わり方にも注意が必要です。
さて、子どもたちは男子と女子の割合がついに半々になりました。
お父さんも参加してくれて、バレーボール、ドッジボール、大縄跳び、と激しく動く遊びを30分以上続けた後に、いよいよこの日は「木片」
前回参加のあまじゅんのつてで、工務店の方から木片をたくさん頂きました。
クエストが所有していた小さな木片(ウッドチップス)と合わせて、みんなで作品を作り始めます。
子どもたち、自由な発想で木片をいろいろ組み合わせます。
おうち、ぶらんこ、武器、お城、パルテノン神殿?・・・・
中には、バクダン・・・・なんていうのもありました。
女子はそれぞれが自分の作品作りに没頭し、男子は、集まっていろいろ話をしながら作る。
なんだか様子が面白い。
使いきれないほどにたくさんあった木片が次々と消えていきます。
さんざん作って飽きてしまったTちゃんが
「ねぇしばしば、鉄棒やりたいんだけど。練習しないとやばいんだ・・・」
よし、じゃぁ誰か大人を連れて行って。誰がいい?
しばらく見まわした後に、「マッキ―」
ところが、マッキーはNちゃんといっしょに作品作り中。
マッキーが終わるまで待てるか?
「うん、わかった」
この何気ない、当たり前のやり取りが、実は「画期的」なのです。
Tちゃんは、気分屋だし、人の許可をもらおうとすることも珍しいし、ましてや「待つ」なんていうことをするはずもない。
そして、「てめえなんかキモいし、ダイキライ」なしばしばに、許可を求めに来たのです。
散歩のときにも、いつものこととは言え、しばしばに叱られて思いっきりふてくされていたのですから。
結局、「片足前回り」を練習して、なんとか出来るようになると、満足そうな顔。
「後でみんなに見せたい」
子どもらしい、本当に正直なTちゃん。
時間が来て後片付けの時に、子どもたちがみんな鉄棒をしたいというので、10分限定で運動場に飛び出します。
やっぱり子どもたちは、空の下で走り回るのがいい。
誰もいない小学校の運動場は、ボクにはなんだかせつないイメージがあるのだけれど、この日は違う。
「ねぇしばしばかけっこしよう」というYくんの誘い。
「さかあがりやりてぇ」
「おれできないんだよなぁ」
「のぼるぅ!」
「ねぇ、うんていやろう」
「やったぁ」
「ぶらんこだぁ」
子どもたちの歓声を聴き、彼らの走り回るのを見ていると、今ボクがここに何をしに来ているのかを忘れてしまう。
体育館の掃除を終え、子どもたちと別れ、ミーティングをし、そしてボクとマッキーとえりこだけ、一足先に帰京。
それがただの自己満足なのではないか?という自省を繰り返しながらの帰途は、結局子どもたちの笑顔と楽しさの思い出で、自分の心の中ですべてが許されていきます。
次回は6月に行きます。
もしかしたら、ボクは、自分の住んでいるこの街よりも、広野町の知り合いを多く作ったのかもしれない。
何度か紹介している、町にある「鈴木精肉店」
えびはるまき
チーズハムカツ
コロッケ
ぎょうざコロッケ
などなど
アイディア揚げ物がふんだんにあって、おばちゃんがいつもおまけをつけてくれます。
今では、さぶを見かけると「頑張ってねぇ」と声までかけてくれるようになったそうです。
地元の人たちとも、少しずつ交流が始まっています。
午後体育館で準備をしていると、まっさきに走りこんできたのが、トモミとユイ。
Tちゃんはまっしぐらにピアノに走り寄って弾き始めます。
おまけに、長縄を胸元に隠して。
「あたしが長縄をもっている事は内緒にしておいてね」
スタッフに必死になって伝えています。
Tちゃんはいつも、「自分から始め」たがります。
そして、自分の思うようにならないとすぐにふてくされます。
言葉遣いが悪い。
今では、その事に慣れてきましたが、この言葉遣いの悪さはどうやら地域性もあるようです。
何十年も前に移住してきたSさんも、最初は言葉の強烈さに驚いたと言っていました。
驚くような言葉・・・・罵声罵倒する言葉が飛び出てきます。
それも10歳にも満たない子どもたちの口から。
もちろん全員と言うわけではありませんが。
それともう一つ。
いわゆる発達障害、知的障害に見える子どもが多いような気もします。
そういった事実は、確認しませんが、ボクたちの関わり方にも注意が必要です。
さて、子どもたちは男子と女子の割合がついに半々になりました。
お父さんも参加してくれて、バレーボール、ドッジボール、大縄跳び、と激しく動く遊びを30分以上続けた後に、いよいよこの日は「木片」
前回参加のあまじゅんのつてで、工務店の方から木片をたくさん頂きました。
クエストが所有していた小さな木片(ウッドチップス)と合わせて、みんなで作品を作り始めます。
子どもたち、自由な発想で木片をいろいろ組み合わせます。
おうち、ぶらんこ、武器、お城、パルテノン神殿?・・・・
中には、バクダン・・・・なんていうのもありました。
女子はそれぞれが自分の作品作りに没頭し、男子は、集まっていろいろ話をしながら作る。
なんだか様子が面白い。
使いきれないほどにたくさんあった木片が次々と消えていきます。
さんざん作って飽きてしまったTちゃんが
「ねぇしばしば、鉄棒やりたいんだけど。練習しないとやばいんだ・・・」
よし、じゃぁ誰か大人を連れて行って。誰がいい?
しばらく見まわした後に、「マッキ―」
ところが、マッキーはNちゃんといっしょに作品作り中。
マッキーが終わるまで待てるか?
「うん、わかった」
この何気ない、当たり前のやり取りが、実は「画期的」なのです。
Tちゃんは、気分屋だし、人の許可をもらおうとすることも珍しいし、ましてや「待つ」なんていうことをするはずもない。
そして、「てめえなんかキモいし、ダイキライ」なしばしばに、許可を求めに来たのです。
散歩のときにも、いつものこととは言え、しばしばに叱られて思いっきりふてくされていたのですから。
結局、「片足前回り」を練習して、なんとか出来るようになると、満足そうな顔。
「後でみんなに見せたい」
子どもらしい、本当に正直なTちゃん。
時間が来て後片付けの時に、子どもたちがみんな鉄棒をしたいというので、10分限定で運動場に飛び出します。
やっぱり子どもたちは、空の下で走り回るのがいい。
誰もいない小学校の運動場は、ボクにはなんだかせつないイメージがあるのだけれど、この日は違う。
「ねぇしばしばかけっこしよう」というYくんの誘い。
「さかあがりやりてぇ」
「おれできないんだよなぁ」
「のぼるぅ!」
「ねぇ、うんていやろう」
「やったぁ」
「ぶらんこだぁ」
子どもたちの歓声を聴き、彼らの走り回るのを見ていると、今ボクがここに何をしに来ているのかを忘れてしまう。
体育館の掃除を終え、子どもたちと別れ、ミーティングをし、そしてボクとマッキーとえりこだけ、一足先に帰京。
それがただの自己満足なのではないか?という自省を繰り返しながらの帰途は、結局子どもたちの笑顔と楽しさの思い出で、自分の心の中ですべてが許されていきます。
次回は6月に行きます。
もしかしたら、ボクは、自分の住んでいるこの街よりも、広野町の知り合いを多く作ったのかもしれない。
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