自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

グロース4日目その2

2007-10-01 18:23:40 | グロースキャンプ
「明日にかける橋」

なかなか素敵なネーミングだと思いませんか?

ロープを渡った向こう側に、新しい自分がいるんです。
でも、自分ひとり渡っても、その体験はできません。

32人の子ども達が、心をひとつにして、全員で協力して初めて体験できることなのです。

はじめに決めた時間内では、できませんでした。

子ども達が話し合いを始めます。

時間切れのときに、7人が渡り終えていました。

「最初に決めた1時間でできなかったんだから、もう一回全員ではじめからやろうよ」
「でも、もう7人は終わっているんだから、残りの人たちがわたればいいんじゃないの?」
「違うよ。うまくはいえないけど、ボクは全員で最初からやったほうがいいと思う」
「えっ、でも、また失敗したらどうせ全員やるんだからおんなじじゃないの?」
「それじゃぁ、やったことにはならないよ」
「早く始めようよ」

こんな話し合いがしばらく続きます。
答えは出ません。

そう、「正解」なんてないんです。
この子ども達がいろんなことを考えて、試行錯誤していることが、今この瞬間にどんどん心が成長しているんです。

ボクたち大人は、すぐに解決しようとしてしまいます。
良かれと思って、するんですが、実は「答え」なんてものは、ひとつじゃないってことを知ることも大事なときもあるんですよね。

それでもあんまり結論が出ないので、
「決まらないんなら、しばしばが決めようか?」

するとすかさず
「いやだ!!!」

子ども達の声が上がります。

頼もしいではありませんか。


結局、子ども達は十分に話し合った後、彼らなりの解決策として、結論をリーダーたちに託すことにしました。

そして出た結論は・・・

途中経過からスタートする・・でした。

そして今度彼らが決めた時間は30分。

全員から声が上がります。

一人一人がわたっては、「よーし!」「はい、つぎっ!」
「慎重に!」
「足元気をつけて!」


彼らは本当に一生懸命やりました。

そして・・・・また渡れませんでした。

土台をやり続けている中学生たちの息は完全に上がっています。
きっと、背中にもあざができているでしょう。
アセびっしょりです。
もうかれこれ2時間近く土台をやり続けているんですからね。

彼らは、この失敗にも決してめげませんでした。

再チャレンジです。

彼らの目が次第にぎらぎらと光ってきました。

そして、3回目のチャンレンジをし始めたとき、子ども達の声はいっそう大きくなっていました。
低学年が渡り終えると、ジャンプしながら喜びを表現する子もいます。

全員が一人に集中し、全員でその子どもを承認しています。

ふと見ると、イントラやサポーターたちの目にきらきらした涙が光っています。

子ども達はついに、ついに、やり遂げました。

最後の一人が渡り終えたときの彼らの喜びようと言ったらありません。
大騒ぎでした。

感動です。

ボクの目はウルウルでした。

でも、子ども達って、純粋に喜びっぱなし。
泣いてるのはボクたち大人ばかりでした。

それでも子ども達の心の中には、きらきらとダイヤモンドが輝いていたはずです。

もうお昼が過ぎてます。

なんと、ふみぽんたちが「おひるごはん」を運んできてくれました!!!

「はらへったー!」

もう、あの感動よりも、目の前のおにぎり!!です。

さあて、外は相変わらず土砂降りの雨。

サポーターゲーム・・・やりましょか

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2 コメント

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この実習最高 (tomoe)
2007-10-03 09:36:53
明日に架ける橋
やっている本人達は達成感の方が勝るのでしょうね。
見ている大人はいつも手に汗握って目からは鱗です。
この実習好きだな~
ノアの箱船
楽しいから大好き~
DVDにも入っているのかな~?
楽しみにしています。
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経験者は語る (しばしば)
2007-10-03 16:43:55
tomoeさん、イントラ視線で懐かしんでいただいているようですね。
いつかまた、目の前で体験してください。
そしてお母様視線のtomoeさん。
DVD・・・今しばらくお待ちくださいませ。
ご存知のように、編集は・・・大変な作業でして。
なんとか11月中にはお届けできると思います。
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