自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2015グロース日記 「 切り替える 」

2015-09-06 05:19:39 | グロースキャンプ
ブルームーンは、時折雲に隠れていく。


そして、またその輝きを見せる。


この繰り返しは、壮大な大自然の創り出す芸術だ、


この月を見ながら、子どもたちのココロに何が起きているかはわからない。


無言の時間を過ごした後、チームで体験したことを話し合う。


その様子を見ていて、自分が子どもの頃に、こんな体験をさせてもらったら、どんなに素敵だっただろう、と思いを巡らせた。


少なくとも、その頃のボクには自分で考える力はほとんどなかった。


そもそも、考える機会を与えられたのだろうか。


先生や大人が、いつも正しい答えを持っていた。


その正解を見つけることが、子どもの頃のボクの勉強だったような気がする。


でも、答えなんか自分の中にしかないのに。


答えは自分の内側にあるんだぞ、って、そういうことをきちんと教えてほしかった。


目の前の子どもたちを見て、ただ、うらやましいな、と思った。


話し合いの時間が終わった。


「 それじゃ、ハウスに戻るぞ 」


子どもたちが立ち上がり、ぞろぞろと歩きはじめる。


すると、コッシ―チームだけ何やら始まった。


ん?どうした?


コッシ―チームは、なんと、全員で、斜面をゴロゴロ転がり始めた。


笑い声が聞こえる。


しばらくして戻ったコッシ―チームのイントラに聞いてみると


「 切り替えたかった 」 らしい。


感動する。


そういえば、コッシ―チームのリーダーKIRは、リートレで


「 明るく切り替える 」 を目標にしていた。


学んだことを、見事に実践している。


「 目の前の事実は変わらない。でも、それをどのように受け止めるのかの自由はある 」


何度も、リートレで子どもたちに伝えたこと。


「 このままじゃあいやだ 」 ⇒ 「 でも仕方がないからあきらめる 」


ではなく


「 このままじゃあいやだ 」 ⇒ 「 だから、気持ちを切り替えて、自分が源で創り出す 」


とてもシンプルなことだけど、大人だって簡単にはできないこと。


やはり、ボクがわかったふうなことを話す、なんてことしなくて良かった。


大自然にまかせてよかった。


子どもたちの心は、一瞬のうちに成長すると言う。


わずかな時間で、それは「 起きる 」らしい。


グロース後に、コッシ―チームのもう一人のリーダーKNNが、こんなことを言っていたらしい。


「 一票も入らなくてよかった。一票でも入っていたら、このことは学べなかった 」と。


この時間がどれほど貴重な時間だったのかは、彼らにしかわからない。



さて、今夜はナイトハイクの実習が待っている。



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