自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

さぶの休日とセルフケア

2011-03-31 06:51:46 | ひとり言
きのうは、さぶは避難所には行きませんでした。


一昨日のワークまで何日も連続で避難所に詰めたこともあり、かなりの疲労があったようです。



被災地にボランティアで入るときに、最も大事なことは、被災地側への新たな負担を与えないこと。



ボクたちが、中越地震の際に小千谷幼稚園でアートセラピーを行ったときは、とても恵まれていました。



園長先生が、御自宅のガレージのスペースを貸して下さったのです。



雪深く、真冬の寒さは猛烈でしたが、さいわいストーブや毛布をお借りして寒さをしのぐことができました。



そして、もう一つ重要なこと。


それはセルフケア。



助けになりたい、役に立ちたいと思うあまり、自分を犠牲にしてしまう人も中にはいます。



メサイアコンプレックスと言う言葉があります。


人を助けずにはいられないような心理的な様子を表す言葉です。

自らの心の傷を、それに気づいていようと気づいていまいと、誰かを助けることで癒されるような気がしてしまっているのです。


これは双方にとってうまくは行きません。



クエストの養成講座では、この事をいつも伝えます。


誰かを助けたいのなら、「まず自分から」


誰かを助けて喜んでもらう・・・のではなく、喜びにあふれた自分が目の前の人にかかわる


誰かの役に立って、幸せを味わう・・・・・のではなく、幸せな自分が目の前の人にかかわる


誰かを癒したいのであれば、まず自分自身が癒されなければならないのです。



これから、長期にわたる支援活動に参加する予定の方も多いでしょう。


誰かの役に立つ為のノウハウを教えてくれるところはいくらでもありますが、


セルフケアを教えてくれるところはあまり知りません。



こういった分野は、それぞれ個人に任されてしまっているのです。



でも、実は、生きていく上で何よりも大事なことのはず。



ボクは、もう20年以上教育分析の講座でこの事を伝え続けています。


昨晩のスクール説明会でもボクはつい熱く語ってしまいました。


自分をしっかりとケアして、世のため人のため、そして自分のために生きて欲しいと。


さぶは、セルフケアの時間をきのう、ちゃんととったようです。



また新しい一日が始まります。


被災地の皆さんにも、春の陽ざしがそそがれますように。






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