自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

25グロース日記1日目―4

2014-08-21 06:12:31 | グロースキャンプ
どうなったかって?


かなり、深刻にくらーい話し合いが続いていたようです。


何を話しているのか、ボクには全く聞こえない。


と言うのも、もう、ボクは、彼らに任せて芝生に座り込んで待つことにしたからなんです。





なにやら、二人で話しているようでしたが、しばらくすると、突然KIロが移動。


おっ!なんだか思い出すなぁ。


KIロは、低学年のころ、このチーム決めでなかなか決まらない時に、自分から移動していた。


理由はよくわからなかったけど、全体のためにともかく自分から動くやつだった。


その後は、どういうわけか、低学年が動いて決まるパターンが定着したほど。




そして、ともかく、決まった、、、、、、、。


いやぁ、長かった。


腹は減るし、炎天下だし。


去年はAIRが、熱中症で倒れたっけ。


でも、今年のAIRは、がぜんリーダーシップを発揮して発言も多く、てきぱきと意見を出していた。


たった1年で、子どもは成長する。


いや、一瞬で、成長することをボクは知っている。


初参加組の中学生たちは、まだ戸惑っているようだけれども、一人一人が、自分のこととして一歩踏み出す最初の実習。


これで気が引き締まったかのようにピリッとしてきた。


その後、イントラを決めて、ようやくグループが決定。


のりんこたちが準備をしてくれた昼の弁当をほおばり、いよいよ、森の中に入る。


この森は、奇跡的に残った、北海道開拓時のままの森。


日本1の規模を誇る、士幌農協が、この森を管理して今も大切に守られている。





チームシップを作るために、初めてのグループでの実習。


いつもなら、森に入って木の名前を5つ覚えてくる、なんていうことをやっていたのだけれど、この時ボクはふとひらめいた。


「森の中に入ってやってくることを伝える。」


「まず一つは、蕗の畑の景色をグループで身体表現する。夜の食事の時に発表するから準備をしておくこと。


もう一つ、自然の音を10個以上探してくること。人工的な音や人間の出す音ではなく、あくまでも自然の音、いいかぁ?」


この森を歩くのは、本当に気持ちがいい。


6月にボクは事前の準備ために来るのだけれど、必ずその時にオヤジと歩くことにしている。


木道の状態のチェックをしたり、蕗の畑の様子を調べておく。


今年は、しっかりと大きな葉を広げていた。


子どもたちはきっと、楽しい身体表現をしてくれるはず(^^)


1時間ほどすると、子どもたちは森から帰ってくる。


グループごとに、聞こえた音を聞いてみると、それぞれがオモシロイ音を集めていた。


虫の音、風の音、風にそよぐ木々の葉の音、木々が擦れる音、鳥のさえずり、蕗の畑のざわざわとした音・・・・・


ボクたちが耳を開くと、大自然が奏でているたくさんの音が飛び込んでくる。


うーん、夜が楽しみになった。


この森の入り口には、シラカバの林がある。


北海道中探しても、これほど長いシラカバの道はないと。農協の方が言っていたのを思い出す。


「向こうのはしまでグループで行ってこーい。ハシレー!」


数百メートルはあると思われる、シラカバの並木。


はぁはぁ言いながら、でも楽しそうに走っていく。





少し、日が傾いてきた。


そろそろ山に上がらなければ。


いよいよ、ヌプカへ。


準備は出来た。


これからが本番だ!















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