またまたNHKBSのお話。
アメリカのオレゴン州に「犬と暮らす刑務所」がある。
マクラーレン青少年刑務所。
青少年なので年齢は18歳から25歳までの、強盗、暴行、殺人などの罪で入所している300名。
その刑務所内での、人間性回復のプログラムがある。
プリズン・ドッグという取り組み。
罪を犯し、心まですさんだ受刑者が、飼い主に虐待されたり捨てられたりして動物愛護センターに連れて来られた犬を3ヶ月間育てていく。
愛されることも、愛する事もなかった受刑者たちが、犬と触れ合うことにより、次第に人間らしい感情を取り戻していく。
プログラムに入る前に、必ず聞かれることがある。
「何を望むのか?」と。
彼らはそれぞれに、「自分を変えたい」と訴えます。
我慢できない、怒りを爆発させてしまう、人を信じることができない・・・・・。
そんな自分を心から変えたい!と語るのです。
彼らには一人一頭ずつの犬が渡され、自分で名前を決めすべての世話を自分が担当する。
兄を守るために不本意にも人を殺してしまった青年がいる。
彼はその事で人と関わる事が怖くて、全く人の輪に入れなくなってしまっている。
それでも、この3カ月のプロセスで人とのかかわりを回復し、感情豊かになって笑顔さえ見られる様になる。
親に捨てられ、兄としての責任感からそのプレッシャーを跳ね返すように暴力的になってしまった青年。
彼には繁殖のためだけに育てられ、暴力をふるわれ密室から一歩も外に出されたことの無い小型犬が手渡される。
身体を震わせ、全く人に近づこうとしないその犬は、彼にレキシーと名付けられ大切に丁寧に育てられるのです。
決して怒ることなく忍耐強く、大切に育てていくうちに、彼らのうちに優しさや愛情が芽生えてくる。
あまりの見事なプログラムに、ボクは感動しながら見続けてしまった。
訓練が順調にいくと、3カ月後には犬は新しい飼い主のもとへと去っていくのです。
「さみしいだろ?」と聞かれる彼らの表情は確かにさみしげなんだけれども、口に出る言葉は
「幸せな気持ち」
虐待されていた犬が新しい飼い主のもとで幸せに暮らせる事を、心から喜んでいる彼らがいるのです。
数ヵ月後、
「あなたたちは犬を育て里親に手渡したまま、その後の事を知らないわね。ご褒美に今日はその様子を映像で見せてあげる」と伝えられる。
尾を振り家族に溶け込んでいる自分が育てた犬を見つめる笑顔、そして飼い主からは犬を育ててくれた受刑者たちに感謝の言葉が伝えられる。
映像を観ている彼らは自分が育てた犬が登場すると、満面の笑顔になり同時に涙が溢れています。
人に感謝されることなどなかった彼らが人に感謝され、その事で「生きがい」を見つけていく。
間違いなく彼らは「人間の心」を取り戻しているようだった。
ボクも涙でいっぱいだった。
アメリカのオレゴン州に「犬と暮らす刑務所」がある。
マクラーレン青少年刑務所。
青少年なので年齢は18歳から25歳までの、強盗、暴行、殺人などの罪で入所している300名。
その刑務所内での、人間性回復のプログラムがある。
プリズン・ドッグという取り組み。
罪を犯し、心まですさんだ受刑者が、飼い主に虐待されたり捨てられたりして動物愛護センターに連れて来られた犬を3ヶ月間育てていく。
愛されることも、愛する事もなかった受刑者たちが、犬と触れ合うことにより、次第に人間らしい感情を取り戻していく。
プログラムに入る前に、必ず聞かれることがある。
「何を望むのか?」と。
彼らはそれぞれに、「自分を変えたい」と訴えます。
我慢できない、怒りを爆発させてしまう、人を信じることができない・・・・・。
そんな自分を心から変えたい!と語るのです。
彼らには一人一頭ずつの犬が渡され、自分で名前を決めすべての世話を自分が担当する。
兄を守るために不本意にも人を殺してしまった青年がいる。
彼はその事で人と関わる事が怖くて、全く人の輪に入れなくなってしまっている。
それでも、この3カ月のプロセスで人とのかかわりを回復し、感情豊かになって笑顔さえ見られる様になる。
親に捨てられ、兄としての責任感からそのプレッシャーを跳ね返すように暴力的になってしまった青年。
彼には繁殖のためだけに育てられ、暴力をふるわれ密室から一歩も外に出されたことの無い小型犬が手渡される。
身体を震わせ、全く人に近づこうとしないその犬は、彼にレキシーと名付けられ大切に丁寧に育てられるのです。
決して怒ることなく忍耐強く、大切に育てていくうちに、彼らのうちに優しさや愛情が芽生えてくる。
あまりの見事なプログラムに、ボクは感動しながら見続けてしまった。
訓練が順調にいくと、3カ月後には犬は新しい飼い主のもとへと去っていくのです。
「さみしいだろ?」と聞かれる彼らの表情は確かにさみしげなんだけれども、口に出る言葉は
「幸せな気持ち」
虐待されていた犬が新しい飼い主のもとで幸せに暮らせる事を、心から喜んでいる彼らがいるのです。
数ヵ月後、
「あなたたちは犬を育て里親に手渡したまま、その後の事を知らないわね。ご褒美に今日はその様子を映像で見せてあげる」と伝えられる。
尾を振り家族に溶け込んでいる自分が育てた犬を見つめる笑顔、そして飼い主からは犬を育ててくれた受刑者たちに感謝の言葉が伝えられる。
映像を観ている彼らは自分が育てた犬が登場すると、満面の笑顔になり同時に涙が溢れています。
人に感謝されることなどなかった彼らが人に感謝され、その事で「生きがい」を見つけていく。
間違いなく彼らは「人間の心」を取り戻しているようだった。
ボクも涙でいっぱいだった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます