自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

石川郡平田村の介護老人保健施設 4月30日-②

2011-05-01 13:36:38 | 被災地へのアートセラピーによる支援
昨日の福島入りには、目的が三つありました。

ひとつは、前記のブログにあったように、八幡屋さんでの大人向けセッションができるようにお願いすること。


もう一つは、高齢者施設でのアートセラピーボランティア。





実は、4月12日にはじめて訪れた際に、玄関先に、車いすでの送迎をする高齢者施設の送迎バスがありました。



明らかに被災された方をデイサービスから送り届けてきた様子。



ドライバーの方に、ボランティアで訪れている事を伝え、「施設で必要があれば、伺います。」とお話をしました。



そのドライバーの方は実はドライバーではなく、福祉統括マネージャーでした。


その後、子ども未来の本部のノリチャンに連絡を取ってもらい、今回ようやくミーティングする事になったのです。



洋子先生と二人で、午前中の体育館でのセッションをチームに任せ、一路石川群平田村へ



ホテルから約30分。



かなり山の中に入った感じでしたが、ゆったりとしたのどかな田舎の村です。



そこに、立派な病院と高齢者施設が併設されています。



去年の9月に完成したばかりという、この石川郡では唯一の入院できる病院とこの施設。



リハビリという概念の無かった、この土地の人たちにより健康になってもらう為にと、リハビリの作業療法士だけで30名もいるすごい施設です。



入所者は100名。



ところが先の震災で、近隣の施設から一時は150名ほど転入してきたそうです。


今は、60名が残っています。



100名の施設に160名。



これだけでストレスです。


林さんに「メンタルケアの必要性は感じられますか?」と、聞いてみると、深くうなづかれます。




もともといた利用者は、その混雑に・・・

新しく来た避難者たちは、知らない人や知らない場所にいることに・・・


こういったことで認知症もかなり進んでしまいます。



玄関先のガラス扉には、ボランティアできてくれている方々の名前がずらっと貼り出されていました。



でも、すべて医療関係者ばかり。




メンタルケアは未だに誰も来てくれていないとの事。



希望があれば、チームを作って定期的に派遣する事をお約束してお別れしました。



「スタッフの皆さんのケアはいかがですか?」



当然の事のように返ってきた言葉は、「ボランティアが来てくれて、ようやくぎりぎりで回っている状況です!」


林さんはずっと小走りで移動していました。



ストレスケアは、ケアする側に対してこそ、実は必要なことなのです。




ボクたちに出来る事は、出来るだけサポートしていきます。



そして、もう一つの目的。



新しい環境での子ども村。




こちらのれぽーとはまたのちほど









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