自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

たくさんのものがたり

2010-02-08 07:04:39 | ボクのクラス
この土日は、ボクのクラスのおとぎ話のセッション。


このセッションは、ボクが大好きなセッションで、受講生たちが持ってくる、小さいころに親しんだ絵本や物語にたくさん触れられます。


まだまだ、ボクの知らない素敵な世界があります。

今回も出会いがありました。

『もりのかくれんぼう』は、林明子さんの絵が本当に素敵です。けいこがお兄ちゃんを追いかけて、見知らぬ森に紛れ込みます。
そこには「かくれんぼう」という森の精がいて動物たちとかくれんぼうをしています。
秋の気配漂う森の中に動物たちが見事に「隠れている」ものがたりでした。

「何かを探す」のは、子どもたちだけでなくボクたちも大好きです。
その「何か」は、結局ボクたちの大切な「何か」につながるからなのです。



『白い象の原』はインドの民話だそうです。

動物たちの平和な草原に白い象がいます。
どの動物からも慕われ、信頼されているゾウでした。
ある日不思議な音を聞いたゾウは、その音の聞こえるほうに行ってみます。
するとそこには、隣国を追われた人々が飢えに苦しんでいます。

「どうか食べ物を」と願う人たちに、ゾウは伝えます。
「あの崖の下にゾウが死んでいます。その象の肉を食べて元気になってください」

白いゾウは急いで崖の上に登り、眼を閉じて身を捧げます。

人々がやがて崖の下に来ると、先ほどのゾウが横たわっています。
彼らは涙を流しながら、その恩恵を受け、「この原を白いゾウの原と呼ぼう」と伝えあいます。

聖なる犠牲のお話です。

スーザン・バーレイの「忘れられない贈り物」のように、命が姿を変えて生き続けていくお話でした。

そのほかにも、たくさんの素敵な物語に触れ、それぞれに素敵な生きるヒントを見つけていきました。

今週末は、大阪で。
どんな人生の物語に触れることができるのでしょう。

タノシミです。


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