「説教話」というのは、世間で「又あの人の説教が始まったよ」と何の益にもならない、聞き流したい話のたとえとして使われている様ですが、漢字で見ると「教えを説く」となるのでしょうね。言葉は面白いです。
「お役所仕事」という言葉も今思い出しましたが、ここんとこお役所に行くと取り敢えずは、ものすごく親切ですよ。中でどういう仕事をしているかまではわかりませんが、とにかく親切でこちらが少々の事を言ってもおこらない。人間ができている。そのうち「役所人間」と言うと、親切で怒らない人の事を言うようになるかもですね。(笑)
本題です。
「企業は人なり」と松下幸之助さんは言いました。また、「社員が社長」と本田宗一郎さんは言いました。
これはなんとなく分かりますがその「人」が集まった「組織」とは何でしょうか?
皆様はホンダと聞いて、1つのブランドイメージをお持ちでしょうが、実はホンダは本田技研工業株式会社と株式会社本田技術研究所と2つの会社(組織)から成り立っています。
本田技研工業株式会社は生産と販売等を主としていまして、株式会社本田技術研究所は商品開発を担っています。
つまり、株式会社本田技術研究所の開発した商品図面を本田技研工業株式会社が買って生産販売するとなっています。
余談ですが・・・世間的にも、例えば銀行から住宅ローンを借りる時、本田技研工業株式会社なら、そんなに突っ込まれませんが、株式会社本田技術研究所の場合は「それはどこの会社ですか」となり従業員数から資本金など事細かに聞かれ書類を提出しました。これは私の25年くらい前の実際のお話です。その時の私の格好はダサいジーンズにポロシャツでしたからね。
まあ、当たり前といえば当たり前の話ですが(笑)。
そうそう格好は大切ですよ。今では気をつけています。(爆笑)
その昔、スーパーカブが大評判になった頃、末永くこういうクリエイティブな商品を出し続けるには、会社をどうすればいいか? 考えぬいた人がホンダにはいたのです。その結果、組織を2つに別けたという事のようです。つまり、クリエーターの保護です。
現在のホンダマンでもなぜホンダは2つある?のか、本当の理由を知っている人は少ないのではないかと思います。
これは、教えられてもわからない。言葉で理解出来ても本当のトコはわからないし、組織や形式はクリエイティブな仕事自体にはあまり関係無いのです。体で覚える?というヤツ?
入社して、仕事をやりまくって、様々な課題を乗り越え、そうしているウチに身にしみて、株式会社本田技術研究所になぜ自分がいるか、わかってくるのです。組織の意味も。
つまり、組織という箱は形だけ真似をして作っても、「仏作って魂入れず」じゃないですけど、だめなんですよね。
「人」、人なんです。人をまず作ってから組織をどうしようか?とならないと。
「企業は人なり」という所以です。
モノ造りは、人が社会やユーザーの事を考えぬいて造れば、その先でその造り手の魂や想いが商品を通して伝わり、ユーザーは感動する、そういうものかなと思います。
「人is First。」・・何じゃこの英語?
青臭い話のようですが、これが中々理解して行動レベルに行けないのです。
特に、形だけ組織だけ変えて、さあ魅力的な商品作ろうと言っても、これは出来ませんよね。
商品もそうです。「カッコイイクルマ」を作ることが先にくると、以前お話した「整形美人」になってしまいます。
人創りは大切です。
ホンダには昔から「自前主義」というのがありました。モノ造りにおいて「何でも、自分でやってみもせんで、なにがわかるか」と本田宗一郎さんは言ったのです。つまり、「まず、自分で考えろ」「考えつくせ」と。その為の自前主義だったのです。「何もかも全部自前でやろう」というものではありませんでした。
今の自動車のハードはコモディティ化してきているので、外に目を向けなくてはなりません。
大企業でのモノ造りは、人が考えぬく事で情熱がわき行動し、それが回りに伝わり、賛同した人が動き、大きな渦になるのではと思います。
組織という形にはめて、命令・指示で人を動かそうとしても、本心から動きません。
モノ造りは「人」→人の何とかしたいという「情熱」から。
その後に、組織。・・・だと私は思います。
「お役所仕事」という言葉も今思い出しましたが、ここんとこお役所に行くと取り敢えずは、ものすごく親切ですよ。中でどういう仕事をしているかまではわかりませんが、とにかく親切でこちらが少々の事を言ってもおこらない。人間ができている。そのうち「役所人間」と言うと、親切で怒らない人の事を言うようになるかもですね。(笑)
本題です。
「企業は人なり」と松下幸之助さんは言いました。また、「社員が社長」と本田宗一郎さんは言いました。
これはなんとなく分かりますがその「人」が集まった「組織」とは何でしょうか?
皆様はホンダと聞いて、1つのブランドイメージをお持ちでしょうが、実はホンダは本田技研工業株式会社と株式会社本田技術研究所と2つの会社(組織)から成り立っています。
本田技研工業株式会社は生産と販売等を主としていまして、株式会社本田技術研究所は商品開発を担っています。
つまり、株式会社本田技術研究所の開発した商品図面を本田技研工業株式会社が買って生産販売するとなっています。
余談ですが・・・世間的にも、例えば銀行から住宅ローンを借りる時、本田技研工業株式会社なら、そんなに突っ込まれませんが、株式会社本田技術研究所の場合は「それはどこの会社ですか」となり従業員数から資本金など事細かに聞かれ書類を提出しました。これは私の25年くらい前の実際のお話です。その時の私の格好はダサいジーンズにポロシャツでしたからね。
まあ、当たり前といえば当たり前の話ですが(笑)。
そうそう格好は大切ですよ。今では気をつけています。(爆笑)
その昔、スーパーカブが大評判になった頃、末永くこういうクリエイティブな商品を出し続けるには、会社をどうすればいいか? 考えぬいた人がホンダにはいたのです。その結果、組織を2つに別けたという事のようです。つまり、クリエーターの保護です。
現在のホンダマンでもなぜホンダは2つある?のか、本当の理由を知っている人は少ないのではないかと思います。
これは、教えられてもわからない。言葉で理解出来ても本当のトコはわからないし、組織や形式はクリエイティブな仕事自体にはあまり関係無いのです。体で覚える?というヤツ?
入社して、仕事をやりまくって、様々な課題を乗り越え、そうしているウチに身にしみて、株式会社本田技術研究所になぜ自分がいるか、わかってくるのです。組織の意味も。
つまり、組織という箱は形だけ真似をして作っても、「仏作って魂入れず」じゃないですけど、だめなんですよね。
「人」、人なんです。人をまず作ってから組織をどうしようか?とならないと。
「企業は人なり」という所以です。
モノ造りは、人が社会やユーザーの事を考えぬいて造れば、その先でその造り手の魂や想いが商品を通して伝わり、ユーザーは感動する、そういうものかなと思います。
「人is First。」・・何じゃこの英語?
青臭い話のようですが、これが中々理解して行動レベルに行けないのです。
特に、形だけ組織だけ変えて、さあ魅力的な商品作ろうと言っても、これは出来ませんよね。
商品もそうです。「カッコイイクルマ」を作ることが先にくると、以前お話した「整形美人」になってしまいます。
人創りは大切です。
ホンダには昔から「自前主義」というのがありました。モノ造りにおいて「何でも、自分でやってみもせんで、なにがわかるか」と本田宗一郎さんは言ったのです。つまり、「まず、自分で考えろ」「考えつくせ」と。その為の自前主義だったのです。「何もかも全部自前でやろう」というものではありませんでした。
今の自動車のハードはコモディティ化してきているので、外に目を向けなくてはなりません。
大企業でのモノ造りは、人が考えぬく事で情熱がわき行動し、それが回りに伝わり、賛同した人が動き、大きな渦になるのではと思います。
組織という形にはめて、命令・指示で人を動かそうとしても、本心から動きません。
モノ造りは「人」→人の何とかしたいという「情熱」から。
その後に、組織。・・・だと私は思います。
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