バタバタした毎日を過ごしているウチに、気がつけば「AI(人工知能)」が凄く進歩していました。
驚いたのは、当初言われていた進歩のスピードが早まっていることです。
AIにとって、複雑で難しかった囲碁の世界で、とうとう人間のプロ棋士を破ったらしいのです。
(グーグルが英科学雑誌「ネイチャー」に論文を発表)
この分で行くと、グーグルカーの開発の実態も私には詳しくはわかりませんが、周りの予想を超えて進歩しているのではないかと容易に想像できます。
日本のカーメーカーもトヨタをはじめAIの研究はしているようですが、まだまだ形となって発表されていません。
AIのスゴイ所は、「デジタル、IT」の進化で一番超えなければいけない、「サイバー攻撃、サイバーテロ」を撃退できる可能性があるところではないでしょうか?
つまり、自動運転が仮にIT技術的に出来るようになっても、「サイバー攻撃耐性」がないと自動運転化していけないと思うのです。
また、今では政治から経済全ての社会生活の中にITが入り込んでいるので「サイバー攻撃/テロ」は社会生活の混乱を意味して、核爆弾並みに怖いものになっているとも言えるのではないでしょうか。
こういう状況のなかで、AI自らがこれは攻撃かどうかと判断して撃退出来るとしたらホントにAIはスゴイと思う。
迷惑メールや電話、振込詐欺などもキット撃退できる。
犯罪の世界もAIでかなり防げるのではないでしょうか?
(犯罪者はその上をいくAIで・・・所詮イタチごっこか?)
昨年末にあったビッグサイトでのロボット展で、様々な「ロボット」を見ましたが、「ペッパー」には興味があって買ってみたいけど、家にいつもいるとなると少し怖い気もしてしまいますね。(笑)
私の最大の悩みであって、意外と楽に生きて行けていると思う理由の中に「忘れる」という事があります。
昨日、長野まで出掛けた帰りに買って帰った奥さんへのお菓子のお土産が、買う時にそのお菓子のウンチクを聴いて、「これは良い、おみやげにしよう」と考えて買って帰ったら、奥さんに「前も同じものを買ってきて、同じウンチクを言った」と指摘されました。
私は「初」だと思っていたのですが。
それでも、私は以前に買ったことが思い出せず、ウンチクに関心したことも思い出せず、奥さんに「毎回同じネタで感動できて、安くつく人」といわれ、「ガッカリと認知症の不安」と忘れることの「楽」を感じました。
しかし、AIにはこういうことは無く、「絶対に」忘れませんからスゴイです。(忘れる事も出来るようだが)
これは、もし生まれた時からペッパーのようなロボットと一緒に暮らせば、その生活/人生の記憶が全て残す事も出来るという可能性があるのです。
しかし、そんなデータ量をどこに保存するのか?と私のような機械屋はすぐに心配してしまいます。
しかも、その記憶や学習を全ペッパーで共有も出来るので、ドンドン頭は良くなり、何と言って良いか、頭の中が宇宙になってしまうのです。
私は、子供の頃から工作好きの根っからの機械屋ですが、このAIの世界をもっともっと見て実感体感してみてから死にたいと思いました。
つまり、私の小さな知識や経験によって出来ている今の私の脳の回路の中にAIの世界は全く存在しなくて、多分宇宙を見ているような状態で、凄い世界が広がっているのではないかと興味がわきます。
AIの進化は、囲碁とAIのように、気がつけばあっという間に加速度的に進化していると思われます。
クルマもAIを持つことで、加速度的にその姿形どころか、役割や存在意義までも進化/変化していくのではないでしょうか。
まさに、「クルマ=ロボット」の世界です。
そんな中で、「クルマを操る喜び、運転する喜び」「人馬一体のフィール」などの言葉は、「全くオタクな人達のモノ」になっていくということですね。
電波ソーラー時計から見れば、アナログ時計は「全くのオタク」ですからね。
(ここで言うオタクとは勿論良い悪いという事ではなく、マジョリティかマイノリティかというような事です。)
この囲碁のAIの進化を、本田宗一郎さんのような人が知ったら「是非、AIと戦ってみたい」と言うでしょうし「戦った結果の感想を聴きたい」ですね。
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