繁浩太郎の自動車と世の中ブログ(新)

モータージャーナリストとブランドコンサルタントの両方の眼で、自動車と社会をしっかりと見ていきます。

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2015-08-26 19:07:35 | 日記
私の愛車遍歴-シティ・カブリオレ


私の三代目のクルマはシティ・カブリオレでした。

この頃は、和光研究所から栃木研究所に研究所ごと移転したので宇都宮市内に家族は住むことになりました。
そこはバスも何もなく、しかも山でクルマが無いと買い物にも行けないどころか、歩いて降りると必ず上がってこなきゃいけないので、車以外での外出はありえませんでした。

もう一台クルマが必要だけど、どうしようかと悩んでいた時に、ちょうど会社で特別な従業員販売があると発表されて、つまり割引がソコソコ有るということで、その車種リストの中に、シティ・カブリオレがあったのです。
シティ・カブリオレといえば、オープンで12色のボディーカラーが有るという当時は最高にオシャレなものでした。
さて、何色にしようかと考えてやっぱり「パステルブルー」か「ピンク」だなと落ち着いた時に、実は特別な従業員販売なので12色は無いということがわかり、ガッカリ。
結局、中でも意地を見せて微妙な「オレンジ」にしました。ATだと全く走らないと言う噂があったので、仕方なしにMTにしました。
私の世代は「オープンカー」なんて、憧れを通り越して自分の手で買えるなんて夢にも思ってなかったので、凄く嬉しかったのを覚えています。

それで、納車されると勇んでオープンにして、当時の家族(奥さんと小学生の女の子)を乗せて、宇都宮市内をさっそうと走ろうとしましたが、家のある山を降りた辺りから「幌閉めて」との要望が。
「何だと!!! これはオープンカーで、オープンにして走らなきゃ意味ないんだよ!!」「風をうけて気持ちいいだろう!!」と私。
「風が顔に凄くて1つも気持ち良くない」「髪も総立ちだし」「オープンにするなら、一人で乗って!!」と。

それ以来、家族で移動する時はもう一台のアコードになり、シティ・カブリオレは私専用の通勤車になってしまいました。
その後、一人で乗って何回かオープンにして走って気がついたのは、確かに「風を受けて気持よくない!!」。

最初の頃は舞い上がっていたから、気持ち良かっただけで冷静になれば、ひとつも気持ちよくない。冬は寒いし夏は暑くてベトベトするし、強いて言えば、夏の深夜ならなんとか気持ち良いとわかってきました。

結果、殆どの走行は幌を張ったものでした。
当時と言うか、昔の幌のクルマはオープン時の風じまいとか、ヒーターとか、なにも考えられていなかったのですね。
よって、2ndカーより3rdカー的だったんですね。

そう思いながら、フト出張でロスに行った時のオープンカーは気持ち良かったなと思い出しました。
クルマが大きいから、ドライバー席が埋まった用な感じで風があまり煩くないというのもありましたが、絶対的な差は「湿度」にあるとわかったのです。
カラッとしたロスの気候のもとでは、気持ちいいんです。
あとは、人間の体力差?で、彼らは夜の涼しいというか肌寒い時でも、平気で気持ち良いらしいのです。
そうこれは体感温度が異なるのでは無いかとおもうのです。
こう考えてくるとロスでオープンカーが多いのにも納得出来ました。

ロスは良いと言うか、日本の湿度が高すぎ(笑)。
この経験が、その後のデルソル開発につながりました。

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