シェル風日記

何気ない日々、風のたよりのメモ的日記

犬の常識・猫の不思議

2007-07-11 | shell犬・pipi猫・cherry鳥

人は動物を擬人化して、より人間っぽい様子に愛着を感じるらしい。
だから哺乳類に親近感を覚える人が多いのだろう。
漫画の主人公でも違和感なく喋ってる犬、猫は多い。
「ロダンのこころ」のロダンは、ある意味人間以上に達観しているように見えるし、
ディズニーのグーフィーは本当にそんな人が居そうだし、
飼い主が「うちの子は自分の事、人間と思ってるみたい(実は飼い主が
そう思ってる・・・)」と言うのもよく聞くし、
笑う事のできるのは人間だけという説があるが、
犬と暮らしてる人は「犬が笑ってる」と実感した人は多いと思う。
猫も「アレッ!」とか「おや?」というような人間的な顔をする時がある。
人間と暮らしてるうちに、犬も猫も表情を身に付けたのかも知れない。
その点お猿さんが1番近いのだろうが、リアル過ぎて身につまされるから
犬、猫、くらいが程よい親近感なのだろう。

両方と一緒に暮らしてると、つい、人だったら
どちらが付き合いやすいか?
どちらが生き易いだろうか?
自分はどちらのタイプだろうか?などと考えてしまう。
犬は人が1日2回の食事を与えるだけで、なんでそこまでと思うくらい
全幅の信頼を寄せてくれ、人が帰って来ると毎回、「運命の再会」と
言わんばかりの歓迎をしてくれる。特に家族全員一緒に帰宅した時は
おかあさん(私)に1番先に向かって来て(南極物語のイントロが浮かぶ)
他の家族に挨拶した後に、また私に戻って来る。
最愛の人を分かってる所が心憎い。
留守の間に、出来心でゴミ箱あさりをやってしまった時や、
不覚にもトイレの場所が微妙にずれてしまった時など、
私が帰宅すると申し訳なさそうに隅に隠れて小さくなってるから、正直過ぎて叱れない。
友人にするなら間違いなく裏切られる心配のない、犬タイプ。
でも善人過ぎて、悪人に利用されないかと心配である。

その点、猫は家で1番居心地の良い場所にいつもちゃっかり居るが
知らない人の足音が玄関の外から聞こえただけで静かに素早く消える。
自分に不利な時の逃げ足の速さは素晴らしい。
犬が「ワン!ワン!ワン!」と騒いでいると、
その様子を出窓にちょこんと座って「何騒いでるのかしら?」とのんびり眺めてる。
寒いとゴロゴロ寄って来るし、お腹が空くと「ミィ~ャ~ォン」と可愛くアピールする。
一説によると人間の赤ちゃんの泣き声と猫の鳴き声は、
骨格が似てるため酷似してるので、母性本能が刺激されるらしい。
もともと可愛がられるように生まれ付いてるところが天才的だ。

犬的な人は<分かりやすく、常識的にお付き合いしていけそうな人>
猫的な人は<気ままにしてるけど不思議な魅力のある人>
だから犬的な人を友人にして、猫的に生きたいなんて、ちょっと思ったり
するけど、やっぱり人には犬ほどの正直さや猫ほどの可愛さは真似できません。

コメント (4)
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