1987年(昭和62年)、石川県 中能登町の遺跡で弥生時代中期のたて穴住居跡からチマキ状炭化米の塊(かたまり)が発見され、日本最古の「おにぎりの化石」だったこと、旧地名「鹿西」の「ろく」と、毎月18日の「米食の日」から、6月18日のきょうは「おにぎりの日」だそうです。
「おにぎり」「おむすび」「にぎりめし」という呼び名がありますが、語源について明確な違いは見いだせなく、過去に地域差があってようですが、現代では「おにぎり」&「おむすび」に統一されつつあるようです。握る・結ぶは、「手を握る」「国交を結ぶ」など、平和をイメージさせる言葉ではないでしょうか。
「おにぎり」といえば中学や高校時代、クラブ活動で対外試合に出掛けるときは、ノリが被った大きな「おにぎり」が2個とたくわん2切れ、ウインナソーセージ、ゆで卵が定番で、メンバー全員が同じものを持って行くことでした。
私が持って行くおにぎりの具といえば、自宅で梅を漬けていたので梅干しが定番でした。母が作るおにぎりは、ひじきの煮物や、ゴマ、塩昆布などで和えたご飯へ梅干しが入るなど、変化があって食べるのが楽しみでした。
おにぎ」の中で、食べ物が腸を通過するのが遅いご飯や、ノリなどの海藻類に対し、梅干しのように通過が速い食材は避けた方が良いとも言われていましたが、梅干しは腐敗を防止し、炭水化物が豊富なご飯は、エネルギーを消費する運動には適していると教えられていました。
おにぎりの他に、ソーセージやタマゴなどタンパク質を摂取することで、消化スピードも調節できるのではないかと思っていました。
容器が要らず手軽で、場所や時間を選ばず食事ができ、必要な栄養も摂取できる便利な食べ物は、弥生時代から受け継がれて来たことに納得ができます。今後もいろいろな「おにぎり」の工夫をして食べてみたいと思います。