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定年退職者へ伝えたいこと

2023年12月10日 | 仕事

 中高年者への再就職支援セミナーで、どの会場へも定年退職した人が何人も来ていて、定年退職者の再就職について考えさせられています。

 定年退職し再雇用を薦められても、元部下の下で働くのは抵抗があって、他社に就職するか、あるいはリスクを覚悟で全く異なる仕事か、それとも仕事から離れてしまう人かです。

 退職日は誕生日の翌日とするところもあり、必ずしも一斉ではありません。再就職するには新卒と違って4月採用ばかりではなく、これまた一斉ではありません。

 つまり、一般的に再就職に大量採用は少なく、ポスト穴埋めや人材補充というチャンスに恵まれなければ採用はありません。

 高条件(本人にとって都合の良い条件)の企業ほど、市場に出回っていなく、ハローワークへ通ってもなかなか見つけることができない人もいます。

 そこで登場するのが「潜在求人」つまり「コネ」探しです。いや、コネ つくりです。コネには保証人のような力が働いて、海のものとも山のものとも分からない人を採用する企業側にとっては「安心感」を与えるのです。

 定年退職者にとってはコネ つくりも実力で、高条件の公募へ入りたければコネつくりから始めなければ競争には勝てません。自分を売るには、物品の営業活動と何ら変わらないのです。

 企業によっては、公募が出て直ぐ問い合わせると、即座に「ありがとうございます、既に決まりました」と、どうやらコネで採用する人を募集前から決めていたようで、何らかの理由で公募したのです。

 定年退職者の人に聞けば、ハローワークで検索しても自分が望む仕事で65歳以上の求人は「まったくない」と言います。ところが愛知県では、65歳以上の有効求人倍率は0.6もあり、決してゼロではなく、再就職できる可能性はあるのです。
 
 日本では、コネで再就職が決まることが多いのも事実です。ただ、一般社会からコネで就職が決定すると「フェアではない」と反感を持たれ、セミナーでこの手法を話せないのも事実です。

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