外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

生徒の愛情たっぷりの水餃子

2010年12月11日 | 日記
12月11日(土) 晴れ

今日は午後からある同好会の餃子パーティーに招待されました。
学生創業協会(協会=日本で言う同好会、クラブ)という活動の内容は全く
知らないのですが、ここで副部長をしている女子生徒が日本語科の2年生。
先日の授業で「餃子を作る為の道具を貸してください」と依頼されたもので
皿、杓子、包丁、まな板、鍋などを貸してあげたものです。

この女子生徒(名前は徐)はあまり話をすることはないのですが、最近私の目に
留まってきている生徒で、授業中は真面目、私が問いかけをすると必ず「はい」と
元気な返事をしてくれます。予習もほぼ毎回こなしており、正解率が高い。
日本語能力試験は未受験でしたが、是非とも受けて欲しい生徒でした。

「先生は5時頃に来てください」という言葉を受け、たけしと一緒に参加しました。
たくさんの学生が餃子を作っています。

「先生も作りますか?」と麺棒を渡されたので試してみました。
餃子は日中学院にいた頃に留学生に教わってクラス皆で作ったことがあります。
手作りの餃子は格別に美味しい。あの頃から水餃子が好きになりました。

餃子作り、中国語では包餃子。餡を入れて包む作業がとても難しい。

日本では皮を水で濡らすとくっつくタイプの既製品がありましたが、手作り物は
小麦粉から作りますので、そんなものはなし。両手でギュッと押し込んで見事に
包み上げるのですね。私は餃子なのかワンタンなのかよく分からないような作品の
オンパレード・・・。横で学生が実際に見せてくれるのですが、職人技のような
動きはさすがに真似できないものでした。

中には商売したくなるような芸術品もありました。

もちろん、学生が全て上手いわけではなく、たけしなどはボロボロ。家でどれだけ
親を手伝っているかよく分かりますね。

暫くすると徐が「先生、休んでいてください」と席に案内してくれて、たけしと一緒に
待っておりましたら、先に餃子を持って来てくれました。

女子生徒はまだ作成中に申し訳ないと思いつつ頂きましたら、とても美味しい。
餡の素材は別にして、手作りの味は格別です。
2皿もごちそうになった頃、作り上げた餃子をいよいよ煮る段階に入ったところで
いきなり停電。
なかなか復旧しない中、BGMを担当していた男子学生が歌を歌って場を繋げて
いたのですが、それも尽きて私に歌の依頼が来ました。
いきなりですか、、、と言いつつも、たけしと二人で3曲を披露しました。
携帯電話の光しかない中、声だけが響くのも妙な雰囲気でしたね。
しかし、それでもまだ復旧せず、とうとう会がお開きになりました。
教室の中にはたくさんの餃子が残っています。
「先生、後で持って行きますから食べてください」と袋にいっぱいの餃子をお土産に
頂きました。結局できた餃子を食べたのは私とたけしと数人の男子生徒。
本当に申し訳ないと思いつつ生徒達の厚意を素直に頂きました。
コメント
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