12月12日(日) 晴れ
アメリカ人教師ライアンの帰国まであと1週間。
10月に彼を紹介した私の元同僚とその友達(高校の英語教師)で
1ヶ月遅れのライアンの誕生日祝いと送別会をしようということで
私が好きな東北料理の店に招待しました。
午前中、外出しているから2時過ぎには戻ってくるよと言い残したライアンが
なかなか帰ってこない。出発の15分前に「バスで市内まで帰ってきた」という
電話があり、通話が途切れてしまいました。
掛けなおすと’not in service’というアナウンス。
一緒にいたたけしが「先生、彼は料金が足りないようです」
どうするか、帰ってくるまで待つしかないか。
「彼のためにチャージしますか?」とたけし。
そうなんです。電話番号でチャージが出来るので、本人でなくてもチャージ
できるのですね。これはとても便利なシステムではあります。
すぐに10元だけチャージして通話を再開しました。
さて、その東北料理の店、どうやらこの付近の中国人には味が合わないのか
英語教師の中国人から「誰が選んだの?」という質問が。
以前、ライアンを連れて行った店も私が選んだのですが、その時にも同じ質問。
たけしに味を聞いたところ、「いいと思います」とは応えたものの、日本の
中華料理はだいたいこんな味だと話すと、驚いた顔をしていました。
味の濃いこの地域には日本人に合う味付けはやはり物足りないようです。
食事の途中で元同僚の彼女が仕事を終えて会に参加してきました。
そしてライアンに誕生日プレゼントとして彼女が働いている茶葉のお店の
比較的高級な茶葉とお茶から作った飴を贈りました。
同じお茶をお店の急須を使って飲ませてくれまして、これが香りが良く美味しい。
いいギフトになったと思ったのですが、ここで問題が発生。
私も初めて聞いたのですが、彼の宗教上でアルコールばかりかコーヒーやお茶も
飲めないのだそうです。
ライアンは私に、「彼女には伝えないで欲しい。知ってしまうと申し訳ないから
ただ、感謝の言葉だけを伝えてくれないか」と告げ、私は感謝の言葉だけを
中国語に翻訳したのですが、そばにいた高校教師が完全に翻訳してしまいました。
高校教師には英語で「今のは内緒の話だったんだよ」と伝えたのですが後の祭り。
ライアンは却って申し訳ないと何度も感謝の言葉を告げました。
私もこのお茶美味しいから、個人的に買いたいとフォローをしました。
ライアンは帰りのタクシーの中でも、彼女は大丈夫か、と気遣っていました。
「俺は飲めないから君にあげるよ」と言われたのですが、せっかくならもう一人の
アメリカ人教師にあげなよ、と返しましたら、そのもう一人も同じ宗教なのだとか。
結局私がいただくことにしました。
宗教とはいえ、キリスト教なのです。キリスト教もいろいろな派があり、彼の派は
タバコ、茶、コーヒー、アルコールの謂わば嗜好品が全て禁止なのですね。
こと宗教に関しては日本と諸外国では見解の違いが大きいもの。
久々にその重さを垣間見た気がしました。
アメリカ人教師ライアンの帰国まであと1週間。
10月に彼を紹介した私の元同僚とその友達(高校の英語教師)で
1ヶ月遅れのライアンの誕生日祝いと送別会をしようということで
私が好きな東北料理の店に招待しました。
午前中、外出しているから2時過ぎには戻ってくるよと言い残したライアンが
なかなか帰ってこない。出発の15分前に「バスで市内まで帰ってきた」という
電話があり、通話が途切れてしまいました。
掛けなおすと’not in service’というアナウンス。
一緒にいたたけしが「先生、彼は料金が足りないようです」
どうするか、帰ってくるまで待つしかないか。
「彼のためにチャージしますか?」とたけし。
そうなんです。電話番号でチャージが出来るので、本人でなくてもチャージ
できるのですね。これはとても便利なシステムではあります。
すぐに10元だけチャージして通話を再開しました。
さて、その東北料理の店、どうやらこの付近の中国人には味が合わないのか
英語教師の中国人から「誰が選んだの?」という質問が。
以前、ライアンを連れて行った店も私が選んだのですが、その時にも同じ質問。
たけしに味を聞いたところ、「いいと思います」とは応えたものの、日本の
中華料理はだいたいこんな味だと話すと、驚いた顔をしていました。
味の濃いこの地域には日本人に合う味付けはやはり物足りないようです。
食事の途中で元同僚の彼女が仕事を終えて会に参加してきました。
そしてライアンに誕生日プレゼントとして彼女が働いている茶葉のお店の
比較的高級な茶葉とお茶から作った飴を贈りました。
同じお茶をお店の急須を使って飲ませてくれまして、これが香りが良く美味しい。
いいギフトになったと思ったのですが、ここで問題が発生。
私も初めて聞いたのですが、彼の宗教上でアルコールばかりかコーヒーやお茶も
飲めないのだそうです。
ライアンは私に、「彼女には伝えないで欲しい。知ってしまうと申し訳ないから
ただ、感謝の言葉だけを伝えてくれないか」と告げ、私は感謝の言葉だけを
中国語に翻訳したのですが、そばにいた高校教師が完全に翻訳してしまいました。
高校教師には英語で「今のは内緒の話だったんだよ」と伝えたのですが後の祭り。
ライアンは却って申し訳ないと何度も感謝の言葉を告げました。
私もこのお茶美味しいから、個人的に買いたいとフォローをしました。
ライアンは帰りのタクシーの中でも、彼女は大丈夫か、と気遣っていました。
「俺は飲めないから君にあげるよ」と言われたのですが、せっかくならもう一人の
アメリカ人教師にあげなよ、と返しましたら、そのもう一人も同じ宗教なのだとか。
結局私がいただくことにしました。
宗教とはいえ、キリスト教なのです。キリスト教もいろいろな派があり、彼の派は
タバコ、茶、コーヒー、アルコールの謂わば嗜好品が全て禁止なのですね。
こと宗教に関しては日本と諸外国では見解の違いが大きいもの。
久々にその重さを垣間見た気がしました。