『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

福寿草

2008年02月18日 | Weblog

2/18.福寿草 森林公園(梅林)にて

日差しも漸く春めいて来たので春を告げる花のトップバッターに
名前も芽出度い『福寿草』を見に国営武蔵丘陵森林公園に行った。

この公園は国営公園の1号として昭和47年武蔵野の面影を残して
造られ沼や池、緑に囲まれ昆虫や小鳥も多く自然に恵まれている
面積も304ヘクタール 東京ドームの65倍だという。

梅は3分咲き程度だったがフクジュ草は春の陽を受けて黄金の
耀きを放っていた、今年の花のトップバッターに相応しく
逞しい精気を奮い起こさせる花である


2/18.フクジュソウ(森林公園にて)

特に他に花も無く平日でもある為か人気も疎らな園内を散策して
メイン道路から小道に入れば、そこは芽吹き前の静寂な林の中、
風の音と小鳥たちのさえずりの声のみ、おやつ用にとリックに
入れて来た田舎の姉より届いた“信州おやき”で小休止

静かな里山のロケーションの中で味わう信州の素朴な味わいは亦
格別な風情に浸れた。

2/18.森林公園梅林にて

でもちょっと不安も過ぎった
万一突然この場で息絶えたら何時発見されるだろうか
今日は月曜、週末まで誰もこの場所には来ないのではないだろうか

そんな哀れで危険な思考になるくらい静寂と孤独をあじわった

  福寿草 家族の如く かたまれり    福田 蓼汀