『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

花菖蒲

2010年06月08日 | 


今朝のNHKテレビでは北海道滝川市の菜の花畑からの中継を放映していました。
菜種油に搾油される菜種は輸入物だけかと想像していましたが国産にこだわって生産されている
農家の方も居られる、安堵とともにその菜種油で調理したものを食してみたくなりました。

見わたす限りの黄色のジュウタン、その先には雪の残る山々・・雄大な憧れの大地、北海道。

東京近辺で菜の花が咲いていたのは2月後半から3月いっぱい頃だったと思いますが、日本列島って
大きく長いのですね。

今年はちょっと遅れ気味の関東地方の入梅も来週あたりからそろそろ、、、いま花菖蒲が盛りです、
アジサイもチラホラ、、、



アヤメ・カキツバタ・ハナショウブ・・・似たような花形ですが見分けにくいですね。

乾燥地でも咲いているあやめ、水辺や湿地を好み葉の主脈が目立たない杜若、水辺や湿地で葉の
主脈が目立つ花菖蒲、だそうですが小生確信もてる判定は出来ませぬ。

花を観賞するとき、花の名や生態などにあまりこだわると折角の自然の美しさや情緒の味が希薄に
なってしまうような気もしますね。素直に美しい花や風景に感動させていただいて居ります。



ひと昔ほど前の事ですが、櫛形山の頂上付近にアヤメの群生地があり先の冨士山と相まって素晴らしい
景色だと山岳雑誌の写真を見て単独行で登りましたが、チラホラ程度のアヤメしか見えませんでした、
下りかけたところの山小屋の人に尋ねましたら「今年は新芽を鹿が食べちゃった、鹿に文句を言ってくれ」

アヤメは標高2000mの山地でも群生するんですね、その後は鹿害の解決できたのかな

  昼ながら 天の闇なり 菖蒲園       山口誓子