『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

やまと絵

2009年07月11日 | 美術
(チケット)(光源氏)

出光美術館の『やまと絵の譜』に行ってきました。
「やまと絵」とは平安・鎌倉時代から江戸時代、日本の四季の美しい
風景やその時代の人々の生活や行事を描いた絵のことを言うらしい、
後に風俗画や浮世絵の土壌にもなっていたとか。

「うつつ」をうつす、と言うテーマもあったが当時の都人の日常は
大らかで屈託ない平和な世であったようだ、今の世とは???

中でも江戸名所図屏風絵は圧巻だった、2000人もの人物が描かれている
江戸時代初期の東京の風景・風俗・名所・・・が楽しくなった。

(屏風画の一部)

1000年もの昔の美術品の前に立つと「本物」だけが放つ神々しいオーラの
様なものを感じる。

美術品ど素人の小生だが、西洋画の歴史ある絵画と違い、構えて観る
事もなく心安らかに贅沢な時間を過したように思った。

出光美術館9F休憩室からは皇居が一望できる。

(石橋)

美術館9階から正面に眺めた皇居二重橋付近をぶらついてみた。
50数年前の中学修学旅行の時と、10数年前の年賀一般参賀の時以来である。
二重橋とは橋桁に半円形が二つあるので二重橋と思っていたが、、

観光客を案内しているハトバス ガイドさんの説明を盗み聞きしたところに依ると
「この石橋と奥にある鉄橋を総称して二重橋と申します」えェ
「この石橋ひとつを二重橋と言うのは誤りです」と

《奥の橋が木造であった頃、構造上一段下に補助用の橋桁橋を造ったので
 二重橋とよんだが後に宮内庁も手前の橋も合わせて二重橋としている》

(鉄橋)

出光美術館『やまと絵の譜』→『皇居散策』・・・と
『日本の美』の奥深さの一端を垣間見た梅雨晴れの一日でした




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