『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

春の化身

2010年01月23日 | 
《福寿草》

信州の山村で生まれ育ち二十歳を過ぎて上京し早50年経とうと言うのに、時々無性に樹木の
中や山里を当ても無く歩きたくなる癖が未だにあります、家族は徘徊癖だと言って居りますが。

足下に咲く季節の草花を愛で、頭上では小鳥のさえずり、風景と吹く風に季節を感じ、
そんな発作が起きまして今朝は「福寿草」「節分草」が咲き出した情報もある昭和記念公園に
出掛けてみました。

例年より花の開花が早まっているようです、2月に咲いていた福寿草も咲き出していました。
福寿草の花を“うら若き春の化身”と言った詩人が居りましたっけ、生家の庭先の松ノ木の根元に
残雪の間から黄金に耀く福寿草、何故かお袋の姿がオーバーラップします、根には毒があるとか。

花の形はソーラーシステムになっていて太陽の熱を集め花心の温度は3℃ほど高いそうです、
蜜がない代わり温かさで蜂を呼び花粉を媒介するのだそうです。

《スノードロップ》

“今にも滴り落ちる雪の雫”からこの名がついて居るのでしょう、日本名は「待つ雪草」です。
11時頃撮りましたが太陽が真上に来る頃には3枚の花びらがもっと開くのでしょうね。

園内の日本庭園は人影も少なく静寂そのものでした、ツグミが一羽水を飲んでいました。

葉の落ちた雑木林は野鳥を見るには良い時季ですが何故かあまり野鳥を見掛けず残念でした。

《ツグミ》

自然の中を散策する事は精神健康上でも良い事だと何処かの記事にもありました。
野鳥とか昆虫の観察や撮る事はとても楽しい事ですが、「待つ」と言う事がOnly Oneですね~

いつも時間に追われ年甲斐もなくセカセカしている、時間にまで貧乏している『貧爺』です。
柄に合わないが、今年からゆったりと金持ちならぬ「時間持ち」を見栄張って行こう
まずは帰りの駅で“エスカレーターで歩く”のやめました


   故郷は 母ありてこそ 福寿草          詠人不知




最新の画像もっと見る

コメントを投稿