『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

立冬

2008年11月10日 | 

山茶花 (11/5.向島百花園)

暦の立冬に併せた如く、時折降る雨も吹く風も肌寒い日が続いている、
今朝のテレビに依るとこんな天気を『山茶花梅雨』とも言うらしい。

山茶花は童謡の“焚き火”や演歌に歌われているイメージが似合うと
思っていたが、しとしとと降る冷たい雨に濡れる山茶花にも風流を
感じたのだろう昔の文人は。


緋木瓜 (11/5.向島百花園)

木瓜と書いて『ぼけ』と読む、木の瓜で何でボケなのだろう?
花の終わりの実が武骨い茄子かピーマンの様からなのだろうか?
でもボケの花って、端正で美しいのに名前損してるだろうな~。

木瓜にも種類が多く殆どは春の花である、でも深紅色の緋木瓜の花は
花の少ないこの時期の園内を引き締めるが如く鮮やかに咲いていた。


サルビアレウカンサ (11/6.木場公園)

原産地の情熱的な南米を思わせる真っ赤なサルビアにも最近は
紫・青・白・黄色・・・と様々な色で複雑をきわめる。

ここ木場公園に咲いていたサルビアレウカンサ、本来のサルビアとは
色も姿も違うが、この時季の花としては、ひと際、爽やかさを感じた。

花は幾多に品種改良され新種が現れるが、それ程新種が必要だろうか?
原種の花でも十分に美しい。 否!それが一番美しい


  山茶花の ここを書斎と 定めたり      正岡 子規

  木瓜の色 褪せよ褪せよと 雨の降る     高浜 虚子






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