元気です・・・

言う事はもう何も無い!、しかし・・・やりたい事は山ほど有る!

デジタル一眼の一考

2009-03-01 20:54:16 | カメラ

先日TVで、「近頃 デジタル一眼レフカメラにはまる女性が増えている」って特集をしていました、ほとんどが主婦でしたが、特集番組を見る限り、なかなか皆さん高価なカメラを使っておりました。
  
自分は素人ですし、随分とピンボケで的外れかもしれませんが、ちょこっと思った事を書こうと思いますので、ご容赦下さい。
  
     
自分が、デジタルの一眼レフカメラについて何の知識もなく、初めてデジ一を買おうと思った時、知人やカメラやさんの店員さんからよく聞いたことは、『このカメラだとフィルム一眼の約1.5倍のズーム倍率になりますヨ!』ってことでした。
もちろん自分がそれまでフイルム一眼を使ってた事、レンズを数本所有している事、それに購入しようと思ってたデジ一がAPS-Cサイズの機種だった事を承知でのアドバイスでした。
  
Img_0015

その頃は広角を使用する頻度が少なく、どちらかと言えば望遠側に欲があった自分は
『そりゃぁいいじゃん!』 と思ったもんです。
200mmのレンズが300mmになるんですから・・・(まぁ それもついこの間の事なんですよね!・・・)
  
でも『約1.5倍のズーム倍率になりますよ!』ってのは、解り易く説明しただけで、その実まったく違うこと言ってるんですよね。
考えてみれば(考えなくてもですが・・・)フイルムカメラ(35mm)やデジタルでもフルサイズと言われる35mmの高級機種とAPS-Cサイズの機種を比較しても、同じ焦点距離のレンズを使う限り、けして焦点距離が変わるわけでもありませんし、撮影倍率がこれ又変わらないのも当然です。
  
じゃぁ何故1.5倍なんて言うんでしょう?
  
それは、簡単に言えば写り込む側である、センサーの写り込むサイズの違いによるものなんですよね
同じ被写体を、同じ焦点距離、同じ倍率で撮ろうとしても、その画像を受け取る側のセンサーが大きいか小さいか、大きければ広い範囲を写し込めますし、小さければ狭い範囲しか写し込めないってことです
そして、そのそれぞれに写し込んだ画像を、同じサイズとして見た場合、広くを写し込んだフルサイズより、狭い範囲を写し込んだAPS-Cサイズの方が約1.5倍大きく写っている様に見えるって事だけなんですよね。
  
画素数等々で若干語弊はありますが、言い方を変えれば、フルサイズで撮った画像をAPS-Cサイズにトリミングし、大きさを同じにして比較している様なもの・・・かな?
(まぁ、このデジ一35mmカメラの画角をフルサイズと言うのも、『ちょっとなぁ~?』とは思いますが・・・まぁそれはおいといて・・・)

  
そして、一眼レフのカメラで写真を撮る上で大きな魅力が、背景の“ボケ”ですよね。
センサーの写し込めるサイズの違いで、差が出てくるのが、このボケになってくるわけです、というのも、例えばフルサイズのカメラに50mmのレンズを付けてバックをボカしたポートレート写真を撮ったとします、そしてそれと同じボケのポートレート写真をAPS-Cサイズのカメラで撮るには、当然やはり50mmのレンズを使わなくてはなりません、しかし撮った画像は約1.5倍にズームされた様な画像になります。
じゃぁ同じ程度倍率の写真を撮るため35mmのレンズを使ったとすれば背景のボケは違ってきますし、50mmのレンズで撮影位置を変えたとしても、やはり同じボケ具合にはならなくなります。

まぁ、それは逆の事も言えるわけですが・・・。
  
“大は小を兼ねる”ってところでフルサイズの方がAPS-Cサイズよりボケがいいってのはこんな事からなんでしょう。
  
      
Img_0005
  
なら、「APS-Cサイズよりフルサイズの方が良いじゃん」と思いますが、全てに於いてそうともばかり言えるわけではありませんよね。

だってフルサイズのデジ一なんて高くって買えないですもん・・・

コストについては現在大きな隔たりがあります、まぁ、当然それだけ機能的な違いもあるようですが。
それに照準から広角側は当然フルサイズの方が良いようですが、望遠側に至ってはAPS-Cサイズの方に分が有るって意見も多いようですヨ。
  
   


あと・・・、『どんなカメラがいいかな~」って考えた時、大きく加味しなければならないのが撮った画像の使い道ですよね。

写真にして大~~きく引き延ばすのか、それほど大きく引き延ばすことはないのか、それともPCなどで見るだけ?WebにUPする?画像を加工する?
  
そんな使い道が様々なのもデジタルの良いところでしょうが、カメラ選びには、そんなところも考えないとですよね。
  
Img_0008
   
このところデジ一は高画素化が随分と進んできました、先だって発売されたCanonの5D MarkⅡは2110万画素ですし、ライバル機とされるSonyのα900は2460万画素、NikonのD700は1210万画素ですが、その上位機のD3xは2450万画素、Canonの50DはAPS-Cサイズですが1510万画素です 。
  
しかし、そこまでの高画素が必要なのかどうか・・・?

ポスターにするほど大きく引き延ばすのなら、もっと高画素でもいいでしょうが、Lサイズ・2Lサイズにプリントするなら500万画素でも充分、A3程度の大きさに引き延ばすとしても600万画素から800万画素でも充分綺麗です。
  
ブログにUPしたりHPで紹介する場合も、それほどの高画素は必要有りませんよね。
それどころか、ブログなどにUPする場合、例えばNikonのD40の600万画素の写真をサイズダウンした方がキレがあって綺麗な場合も多々あるようです。
   
じゃぁ高画素のカメラは、どんな時にいいの?って事ですよね・・・
        
   
   
つづく・・・                                    

コメント
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