昨日の続きです~
『高画素化が進んできた~』なんて話をしておりましたが、その前にちょこっと言い訳を・・・
ただ単に画素数が多く解像度が高ければ綺麗な写真が写せるって訳ではないですよね。
例えば、600万画素一眼レフカメラと、同じく600万画素のコンパクト機(コンデジ)、そして600万画素の携帯のカメラが有ったとします、画素数が同じでも撮された写真は明らかに違うでしょう!
もちろんレンズだとかカメラ自体の機能の違いもありますが、まぁそれは置いといたとしても、同じ画素数でも、撮した写真に大きな違いが出てしまうのが撮像素子の面積です。
一眼レフカメラはカメラの中ではこの撮像素子の面積がとても大きいため、同じ画素数、同じ解像度でも綺麗な写真になる大きな要因です。
今はデジタル一眼の一考ですから、メーカーや機種が違ったとしても、一眼レフはその辺りは同じとして考えを進めることとしましょう!
因みに記事に掲載されている写真には何の意図もありません!
さてさて、みなさんのPCのディスプレイの解像度はいかほどですか?
大抵は1024×768 あるいは 1280×1024 程度ではないかと思います。
またまた脱線してしまいますが・・・
この1024×768という数字の単位は、ピクセル、またはドットで、要に「点」のことですよね、横が1024個の点、縦が768の点でディスプレイの画面が構成されているわけで、これが解像度です。
さて、この解像度で見られる画素数は?と言うと、そのまんまかけ算をして1024×768=786432画素・・・
ってことは80万画素のデジカメ写真でも100%では表示できないって事になります~
ですから皆さんWebに写真をUPする時は、当たり前の様に画像をディスプレイに全体表示させるため、縮小リサイズしていることと思います。
この縮小リサイズって作業は元の画像から画素を間引いてるわけで、例えばCanon EOS 1Ds MarkⅢで撮った2110万画素の画像でも、80万画素以下にしてるわけです・・・当たり前ですが・・・
皆さんは解像感って言葉を聞いた事があるでしょうか?
解像感ってのは説明しづらいのですが、例えば500万画素の画像と1000万画素の画像、画素数が2倍の2枚の写真を比べた時、思ったほど違わないな~って感じた事はないでしょうか?
解像感を2倍にするには解像度を構成する縦横の数値をそれぞれ2倍にしなければならないので、例えば200x100ピクセルの画像があったとすると、この画像の2倍の解像感を得るには400x200ピクセル必要となります。
画素数で言えば2万画素の画像の2倍の解像感は8万画素必要になるわけです。
ですから500万画素の画像と1000万画素の画像では、解像感は1.4倍でしかないわけで、500万画素の2倍の解像感を得るには2000万画素必要って事なのです。
何だかまたまた話がずれた~(涙)
そんなわけで、ブログやHPに写真をUPして見せるだけなら、最近のデジ一の様な高画素はまったく必要ないわけなんですよねぇ~
でも・・・デジタルの良いところは撮影後にPCで加工が出来るって事です。
『良いな~っ』て思った景色をざっくりと、言わば大ざっぱに写しておき、後で欲しい部分だけをトリミングして切り出す。
広角気味に大きく、そして沢山撮っておいて、『後で良いとこだけ~』・・・こんな写し方をする人には、この高画素は大きくモノを言うでしょうネ。
2000万画素の画像なら単純に4分の1に画像をカットしたとしても500万画素の解像度が得られるわけですから!
ただ、自分はフィルムで写していた頃の癖なのか、こんな撮り方はほとんどしません。
カメラを向けた時にファインダーに入って来た画像が全て、そのまま写真になるって事がほとんどです。
トリミングはレポートの写真だったり説明用の写真の時だけですかね・・・
高画素の利点はもちろんそんな事だけではありませんですが・・・
とにかく、『どんなカメラが良いかな~』ってのは、撮った画像をどう使うかってとこが大きいですよね。
つづく・・・・