さて、14日に行って来た御嶽山登山の詳細の続きです~。
王滝頂上での休憩後、八丁タルミを経て剣ヶ峰へと続く最後の坂をなんとか登ります。
剣ヶ峰には植物が殆ど生えていません、辺りには硫黄の臭いも立ち込め、ここが火山であることを再確認させられます。
やがて山頂直下の小屋へ到着、そして最後の最後の石段を登って頂上へ・・・
しかしこの階段がくせ者でした・・・きつぅ~~!・・・
登り始めて約3時間、やっと・・・やっと山頂へ到着
山頂は見事な絶景です、暫し荷物を下ろすことも忘れ、景色を眺めていました。
それにしても今更ながら、何故御嶽山なのか?
日本百名山に数えられる御嶽山は標高3067m、日本で14番目に高い山でありながら、これほど山頂までのアプローチが短く、登山道が良く整備されている山は他にないのことで、中高生の学校登山も盛んなのだそうです。
何たって黒沢コースも王滝コースも登山口が2000mを越す所にあるのですから・・・
そんなわけで、山はど素人の自分でも、頑張れば何とかなるかな?そう思わせてくれたのでした。
しかしまぁ、天気と景色は最高なのに、自分の体力と心肺機能そしてこの膝は最低です。
山頂で景色を堪能しながらしばし休憩、食べ物も少し取りながら過ごすと、体力も少し回復してきました。、
当初はこのまま同じコースで下山する予定でしたが、時間を見るとまだ午前10時、このまま下山ではチョットもったいない・・・と、体力も無いくせに欲張り心が頭をもたげてきます。
↑旧噴火口 一の池とその外輪山
そこで“お鉢巡り”をして下山することにしました。
“お鉢巡り”とは剣ヶ峰直下に広がる旧噴火口の“一の池”(現在水は無い)のまわりに広がる外輪山を巡って“二の池”へとたどるコースです。
この“お鉢巡り”正解でした、基本的に下山ですから、体力的にそれほど厳しくない割に、迫力のある地獄谷や美しい継母岳を望みながら、岩場を登ったり下りたりと変化に富んだコースを楽しめます。
そしてお鉢巡りの終着は神秘的なエメラルドグリーンが美しい“二の池”です。
“お鉢巡り”は外輪山を巡るコースですから、悪天候の時はやめた方がいいと思いますが、御嶽登山の際は是非行ってみて下さい!お勧めです!
さて、後は下山です、二の池から八丁タルミへ向かうコースをたどり、王滝山頂からは登ってきた道をたどります。
下山は上がってきたガスで、景色を望むことが出来ませんでしたが、そのかわり雷鳥の雛の姿を見ることが出来ました。
御嶽山にも雷鳥がいるんですね!
こうして約7時間の御嶽山への登山を無事終えることが出来ました。
あ!そうそう、この日一番辛かったのは、こうして一日山を歩き、疲れて帰宅した後の“ぬく”の散歩だったかもしれません。