忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第53回現日書展 私の好きな作品 ①

2013-08-05 21:49:58 | 書展
今日は都美術館が休館日です。
間違って行ってしまって、悔しい思いをされた方がいるのではないかと心配しています。

明日私は、麗川会の皆さんと21人乗りマイクロバスに乗って、都美術館へ出かけます。
都美術館の見学ツアーも、1月以来2回目。
遠足のようで楽しいのです。
12時に集合して、バスの中でお弁当を食べます。
本当は、折角バス旅行なので、スカイツリーとか浅草とか、ついでにコースに入れたいのですが、
暑い時期なので、都美術館で約1時間半の見学後、すぐに帰路につきます。

今日はいち早く、私の好きな作品をご紹介します。
今回の書展の楽しい話題作です



誰かの顔に見えませんか
私は「奴隷解放の父」リンカーン大統領の顔に見えます。
実際の作品より、写真に撮したほうがリアルです。
「自由」と題されたこの作品は、群馬の栗原正峰さんが書かれたものです。
黒く見える部分が全て「自」と「由」で埋め尽くされています。
伝統の書とはかけ離れていますが、肖像画と書のコラボ、それも新しい書の楽しみ方ですね。



私の作品の一部です。
今回は、仮名で「方丈記」を書きました。
ど―んと大きな作品のイメージが強いらしく、
今回はこじんまりとしているので、皆さんびっくりのようです

私が自分の作品の前にいたら、書展を熱心に見ていた友人が、
私の作品が認識できず「どこ?」と聞いてこられました。
「これです」
「えっ目の前にあるのに気づかなかった」と…
意外な作品に驚いておられました。










南 不乗の書と理念

2013-08-04 22:41:48 | 書道


第53回現日書展の会期も3日目になりました。

昨日は、南不乗生誕百年イベントとして、講師に書道ジャーナル主幹 小野寺啓治先生にお越しいただき、
記念講演会が行われました。

会場内には、南不乗コーナーが設けられ、遺作が12点展示されています。
作品の横には、先生のお言葉がそれぞれの作品に添えられています。

亡くなられて23年も経つのですが、
その作品もお言葉も色褪せることなく、
会場内に輝きを放っています。、
この南不乗コーナーは、いつも参観者で賑わっています 















他の書道展は、物まね作品が氾濫していますが、
現日会は「一人一党」の独自性を目指し、
自由に奔放に、そして「燃える」魂をもて
という創設者の遺志を継いでいるものです。

明日は休館日

会期は10日までです。
お時間がありましたら、お出かけください 


南不乗生誕百年記念 第53回現日書展 本日より

2013-08-02 23:35:41 | 言葉

今日は昨日より4度ほど気温が低く、比較的しのぎやすい一日でした。

本日「南不乗生誕百年記念 第53回現日書展」の初日を迎えました

出品目録の裏には
「現日の道」と題し、創設者 南不乗先生の言葉が綴られています。

「一回展以来、現日は作品本位。
つまり理想主義を標榜して、その精神は堅持したと思っている。
芸術団体であるからは、当然そうあらねばならぬことであるから、
今後もこの精神のみを厳として、持続しなくてはならぬと考えていくし、
また次代にも、この精神は生きてゆくことだと確信している。」

現日会は、優れた公募作品を出品した方には、
「現日大賞」を与え、一挙に同人に推挙するという画期的なシステムがあります。
「作品本位」のモットーは、南先生が亡くなられて、23年たった今も受け継がれています。

今回、私の友人のYさんが、その「現日大賞」を受賞され、初出品で一気に同人になられました。
また、同門のIさんは、「現日準大賞」を受賞され、同人格となられました。



右が現日大賞のYさんの作品、左が現日準大賞のIさんの作品

お二人共、受賞するなどまるで意識がなかったようで、
お知らせしたときは、驚いておられました。
地道に努力を重ねられ、意欲的に作品制作に臨まれた二人です。
心よりお喜び申し上げます 

午前中からたくさんのお客様にお越しいただき、アタフタとしておりましたが、
昼食は、会長・事務局長と書道教育界でご活躍のN先生と私とで、
都美術館内の一番高級なレストラン「IVORY」にて会食。



美味しいローストビーフをいただきました 
席までお肉の塊がやってきて、その場でローストビーフを切り分けてくださるサービス。
ちょっとセレブになれた感じがしました