しらほぶろぐ

ブログタイトルはニックネームが由来。
日記代わりに身の回りの出来事を綴ります。

喝!

2006-02-17 20:32:08 | 14.時事雑記
今日の体重:100.9kg(-3.8kg)2006.02.01~減量開始:104.7kg

トリノオリンピック新種目「スピードスケート・女子チームパシュート」の3位決定戦で転倒してしまった「大津選手に怒りの喝!」

「チームパシュート」は,3人ひと組で滑る団体種目である。自転車競技を見たことがある人なら「追い抜き競技」といえば分かるかもしれない。

一方のチームがホーム側,もう一方のチームがバック側からそれぞれスタートする。チームは3人が列を作って滑っていくが,先頭を滑る選手は風圧を受けるため,そのうち疲れてくる。そこで後方で体力を温存していた選手が代わって先頭に出て,先頭にいた選手が後方へ移動する。滑りながら3人はその動作を繰り返し,男子はリンクを8周,女子は6周してゴールを目指す。

3人のうち最後方の選手が早くゴールラインを通過したチームが勝利となる。 後方の選手が受ける風圧を最小限にするため,間隔を開けずにきれいに並んで滑る技術が必要であり,先頭がバテたと思ったらすぐに交替するチームワークも重要。単にスピードや体力だけではなく,かけひきやチームの一体感が勝負を左右する奥の深い種目なのである。しかも国と国とが対戦して勝ちあがっていく方式なので,観戦する側としては結構盛り上がる。
 
さて,大津選手に喝!を与えるのは,決して「転んだから」という訳ではない。「転んだ後の態度に喝!」なのだ。チームパシュートのルールでは「転倒した場合,相手チームの最後方選手が転倒選手に追いついた時点で転倒した側のチームが負け」となっている。今回大津選手が転んだのは「ゴールまで残り2周+α」という所であった。レース後の状況を見ると大津選手はどこも痛めていない様子で転倒したあとでも滑れるはずだった…と私は思っている。

つまり,私が腹を立てているのは「転倒後,なぜすぐに立ち上がって再スタートしなかったのか!」という点である。「いつまでも氷の上に座って,悲劇のヒロイン面してないで,さっさと立って早く行け~!」と怒り爆発でした。 すぐ立って再スタートしていれば,相手チームとの差は1/2~1/4周差をキープし,追いつかれなかったと思っている。再スタートして一生懸命滑っていれば,相手チームも必死で滑っているのだから,もしかして後半バテて同じように相手も転倒していたかもしれない…

だから私は「簡単に勝負をあきらめてしまった」大津選手に喝!を与えたいのだ…レース後のインタビューでは「精一杯頑張ったが…転倒して申し訳ない…」とコメントしていたが,あの姿は「精一杯ではない!」と思っている。 リトルリーグ野球のコーチ時代の話であるが,守備でエラーし,あきらめて次のプレーをしようとしない(切替えない)選手には,人一倍声を大にして「喝!」を入れていた。 大沢親分と安打製造機の張本勲氏は,日曜日の朝どんなコメントをするか注目している。

 

コメント
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