2015年にTNRして管理しているO市の公園
7年目にはいりました。
TNR活動 エリアは現在4カ所あります。
2015年 8月 シロキジオスボス君、黒オス、(シロキジメス)
シャムメスしーちゃん、キジオス断尾、(キジメス)
シロキジメス、キジオス、茶白オスちゃー
シャムメス、シャムメス
9月 階段黒オス、中きじオス、茶白オスきーちゃん
白黒オスハート、三毛メス
シロキジママメス、(黒ママめすアシストさん捕獲)
10月 白黒子猫オスまるちゃん
11月 (キジ子猫オス2匹)
12月 キジ大オス相撲取り
全 22匹
2016年
3月 (長毛くろオス)、こきじオス、黒白メスたび、サビメス
5月 サバトラメス
全 4匹
2017年 2月 白黒オスのれんちゃん
7月 キジメス 子宮蓄膿症 新規エリア
白黒 オス 新規エリア
全 3匹
2018年 4月シロキジオス 新規エリア
5月サバトラオスグレちゃん
12月茶トラ長毛 新規エリア
全 3匹
2019年 10月大黒オス(後に保護)
全 1匹
2020年 7月 きじ 新規エリア
茶トラ (後に保護)
全 2匹
計 36匹
保護譲渡活動
2015年 2月黒子猫くう
3月キジ子猫きー
7月キジ子猫4匹しま、サバ、トラ、きじ
白黒子猫2匹はち、てん
2016年 5月茶トラ子猫1匹メイ
8月シロキジ中猫1匹リリー
2017年 2月茶トラ成猫1匹ケン 黒子猫1匹チョコ
2018年 12月黒子猫1匹リロ
2019年 3月黒成猫1匹まりも
7月乳飲み子遺棄 ウニ、イクラ、タラ
2020年 5月 くまもん
10月 ショコラ
11月 麦ちゃん(保護してくださいました)
計 20匹
現在管理数
11匹 新入りプラス1匹居着いたらTNRします。
①エリア 2匹(シロキジ、サバ白)
②エリア 5匹(三毛、きじ、黒白、白黒 、黒)
③エリア 1匹 (三毛すでに耳カットあり)
④エリア 別管理で3匹だそうです
36匹TNR、20匹保護譲渡して
1カ所は別管理ですが
現在およそ12匹です。
2015年にTNRした22匹のうち
今もいるのは7匹です。
がんばってくれています。
病死はだんだん食が細くなるので分かるのですが
元気な子が急にこなくなるのは事故だと思います。
外の猫の寿命は平均2〜5年となります。
TNRしてなければ
もっといたことでしょう。
子猫はこの6年間で1匹も産まれておらず
今いる猫が病気や事故などで減っていくので
全体の数はずいぶん減りました。
周りの方もすごく減ったねと言われます。
それが大事ですね、継続管理の賜物です。
苦情もよくよせられるそうで
もっと地域の啓発が必要ですが
一番は行政の理解と協力が欲しいです。
ここの市の市民さん、議員さんに
協力していただくこと
猫ともクラブの開催など引き続き
啓発活動をがんばりたいと思います。
あと現場の猫なのですが
2015年からいる猫も
シニア猫になっています。
外の猫は消耗が激しく
寒い冬を乗り越えられるか
家に入れてやりたくてもなかなかできない状況
また目の前で新入りが
交通事故にあって、なくなり
餌やり管理をされてる方が
心を痛めていました。
この6年以上、毎日毎日ごはんを
あげにいってくださっています。
2時間はかかる給餌とお世話
費用もかかってます。
現場管理をされてる方の個人負担は
とても大きいと感じます。
ここの一番のボス君ことしろちゃん
TNRした時にも古株で
10歳は超えていたと思います。
冬も調子が悪かったのですが
春に持ち直し
いよいよごはんを食べなくなったと
ご連絡がありました。
見に行くとガリガリになっていました。
いつも夜にしかあらわれないのに
昼間もうろうろと人のそばにいます。
車にもひかれそうだし
保護するか、現場の餌やりさんと
話し合ったのですが、保護しても
つきっきりでいてあげることも難しく
きっと慣れ親しんだ仲間のいる
この場所に帰りたがるだろうと
このまま、ここで看とることにしました。
次の日息を引き取り、弔っていただけました。
最後に餌やりさんたちに
挨拶をしてくれて
みんなが別れの挨拶ができました。
迷惑に思われてた方もいたとは思いますが
地域の方にあたたかく見守られ
生きていく場所があったことを感謝したいです。
毎日お世話していただき
しろちゃんは決して不幸ではなかった
とは思うのですが
そこそこに人なれもしてて
がんばれば家猫になれたと思うのです。
やはりこんなかわいい猫が
外で暮らさないといけない状況は
猫好きの私たちにはつらいです。
このTNRのあと、後から来た猫は
保護になることが多かったです。
それはもうTNRがすべて終わってて
1匹くらいなら保護ができたからです。
しろちゃん達、最初のTNR組は
保護するタイミングを失ってしまいました。
保護にはどうしても限りがあり
優先順位があります。
今は自力で生きていけない子猫や
誰にでも触れるようななつこい猫
譲渡に適した猫が保護されます。
保護して譲渡しないと
どんどん保護場所に猫が増えるからです。
それはまたほんとうに保護が必要な猫を
いれることができなくなります。
保護譲渡できる猫しか
私たちには保護することができません。
もしくは家で飼ってくださる方がいるのなら
捕獲してお渡しもできます。
最近は餌を差し入れしてくださったり
保護を申し入れてくださる方もでてきました。
理解も少しづつされてはいるように感じます。
去年は、くまもんや麦ちゃんが
そうやって保護されました。
愛護動物である猫は野生動物ではありません。
人のもとで生きていくべきです。
外の猫は外で自由に生きてるわけではない。
好きで野良猫をしてるわけではありません。
人間が野良猫にしてしまったのです。
寒い日や雨の日に待ってる姿を見ると
とてもせつないです。
1日来ないだけで心配
足をひきずっていたり
風邪を引いたりすることもあります。
保護できなくても怪我や病気にも
できる限り対処してきました。
しろちゃんが教えてくれたことがあります。
もうこれ以上
「過酷な外で暮らす猫を増やしてはならない」
ということです。
現状すべての猫を保護することは不可能です。
増やさないようにするしかありません。
野良猫にしてしまったのも人間
増やさないようにすることができるのも
また人間です。
TNRしなかったら、猫はどんどん増えます。
増えては地域トラブルになります。
虐待や殺傷、遺棄が起こりやすくなります。
街の治安、子どもの教育にもよくありません。
猫の問題は、地域の環境問題です。
もはや個人レベルで解決できる
問題ではありません。
市が行政が関わるべき問題なのです。
全国で飼い主のいない猫の対策は
行われています。
地域のことは地域で解決できるよう
TNR、地域猫活動が必要です。
また地域の方、行政の方たちに
知っていただけるよう
がんばります。
しろちゃんありがとう、、、
身体を休めて、安らかに眠ってね。