第21回猫ともクラブありがとうございました!
今年の6月で6年目となります。
続けてこれたのはひとえに来てくださる
皆様のおかげです。
またゆるゆると続けていきたいと思います。
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猫カフェを開業されたい方のお話から
保護の話となりました。
保護は注目を浴びやすいですが
時間のかかる活動で1匹譲渡する間に
たくさんの猫が産まれてしまいます。
TNRや地域猫活動で蛇口をしっかり閉める
活動が最優先となります。
保護はすぐに増えていっぱいになるんですよね。
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みなさん外猫を気にかけるようになると
保護が必要な猫に出会って
家の猫が増えてきています。
これ以上は飼えないので譲渡しようと思っても
大人の猫などなにかあると譲渡が難しくなってきます。
外の猫を管理する地域猫活動が必要なんですね。
地域猫活動は管理の部分と地域の啓発が大事です。
地域のコミュニティで問題を解決していきます。
遠くに住む人がTNRしたり餌やりするのではなく
自分が住民であることが必要です。
適正飼育の啓発を行い
地域の方の理解が進むと
協力者が増えます。
最初はリターンとなっても
後々家に入れてくれる人も出てきます。
どんどん町の動物愛護が進み
猫の数は減っていきます。
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地域猫活動をしてる方、はじめようとされてる方
にも話を聞きました。
◉隣の人が不適切飼育をして子猫が産まれて困っている。
◉外で猫を捕まえて捨てに行ってる人がいる。
◉飼い猫を外出させてる人がいる。
◉地域猫の話しをしに行くとセクハラを受けた。
◉説明してもどうしても理解できない方に怒鳴られる
棒を振り回される(精神疾患?)
などいろいろな困っただらけです。
また公共施設、ペット不可の市営や府営
公団の地域猫活動が進みにくい話も出ました。
解決策として
◉市役所や町会長さんに相談されたり、情報共有大事。
◉動物愛護で話をせずに環境問題、人の問題として話をしに行くこと。
◉猫に困ってる人の立場になって被害対策を一緒に考える。
◉できたら餌やりも話も複数で行く
高齢の女性1人だとハラスメントにあいやすいので
男性に加わってもらう。
◉団体のメンバーを増やしていく。
◉毎回同じ苦情を受けるので地域猫Q &A問答集を作る。
*ただ何を言っても怒鳴る人はなるべく避ける
その場を離れる、何かあったら警察を呼びましょう。
喧嘩をしないというのが鉄則となります。
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猫への考えは100人いれば100通りの考えがあり
時には衝突してトラブルとなります。
やはり法律を守る、ルールやマナーを守る、
相手を思いやる社会でありたいですね。
昨今、SNS で情報伝達のスピードは速いです。
人と動物の共生が謳われる時代となりました。
昭和のままの人権意識、コンプライアンス、
動物愛護や動物福祉の意識が極めて低い
風習や制度は考え直さないといけません。
問題を解決できていないなら
その時代に合わせて
ルールの見直しも考えていきたいです。
そして1人で抱えこまないで
みんなで知恵を出し合って助け合い
よりよい社会をつくりたいですね。
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最後にいいお話もありました。
保護された迷子の老猫ちゃんのお家が
すぐに見つかって家に帰れました。
警察に届けられたそうです。
迷子はいなくなっても拾っても
警察に届けてください!
5年お世話してる猫が来なくなって
探し回ったけどいなくて、お線香をあげてたら
たまたま病院で出会った人に
保護されて飼われていたそうです。
外猫ってあちこちに顔出ししてるんですよね笑。
結構移動して餌場をたくさん作ってるようです。
猫は賢い。
連絡交換されたそうです。
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また、3匹のさくら猫のお世話をされてる方が
引っ越しをすることになって
その猫を連れて行くために保護してくれることになった
話もありました。
幸村くんのように悲しい話もありましたが
優しい人もいっぱいいるんです✨
猫ともクラブに来てくださる方は優しいです。
そんな人の優しさに触れられる
「地域猫活動」はじめませんか?
南河内ねこの会では命を尊重する
人も動物もしあわせに共生できる町づくり
を目指しています☘️
次回は7月開催となります。