シマちゃんの正式譲渡のごあいさつにいってきました。
シマちゃんはドア越しに目が合うと誰か来た~
と台所へ逃げていきました~
シマちゃんまでも、、、と思ったのですが、里親さんに
連れられてくると、興味津々、私たちの顔をまじまじと
見て不思議そうな顔をしていました。
だっこするとくんくん私の服のにおいをかいで、いっぱい触ら
せてくれました。
むちゃくちゃかわいい~すりすりしときました。
最後は箱すわりで、自分も話の輪にはいっていました。
さすが、シマちゃん!
こんな人懐こい物おうじしないシマちゃんではありますが
トライアルして2~3日は夜鳴きをしたり、トイレを我慢したり
食器棚の上に隠れたりしてたそうです。しばらくするとおハゲ
もできてきて里親さんが心配して病院へも連れて行ってくれま
した。帰りはケージを破壊していたそうです(笑)。
夜鳴きがやみしばらくすると、もう何年もこの家で暮らしている
様なふるまいになったそうです。シマちゃんは気が優しくて
繊細、賢いし、環境の変化で最初はストレスを感じていたんで
しょうね。おハゲももう分からなくなっていました。
今は、やはり台所に来て料理の邪魔をしているそうです。
朝早くご家族を起こすためにすべての部屋のドアを開けられる
ようになったそうです。
コンプリート!!網戸は開けないでね~
毎晩にぎやかに運動会が催されているようで、そんなシマちゃん
との暮らしを楽しんでくださっています。
ハエを捕まえる動画も送ってくださいました。両手でばしっと
必死で立って鳴いてる姿がかわいくって幸せそうで和みました。
こうやってうちにいた保護猫が里親さんのお家の猫となって
かわいがられている姿を見届けられて感無量です。
寂しくないですかと聞かれましたが、こんなにうれしいことはあり
ません。去年は保護猫が帰ってこないかな、こんなに辛い事はもう
嫌なんて思った事もありましたが、今は私たちの寂しさにくらべれば
うれしさ100倍です。
猫が幸せに暮らせているのなら、それでいいのです。
これでキジトラ兄弟すべて保護猫からお家猫に
なることができました。
公園で生まれたキジトラ兄弟たち
奥は目が大きくてトラちゃんっぽいな~
みんな残らず保護出来てよかったな~。
今見るとちいさくてかわいいですね~。
この頃は、誰が誰だか分かりませんでしたが、今なら分かります。
ガツガツ食べてるのはサバちゃん、奥は涙目のシマちゃんです。
左はとらちゃんっぽい。なんかぼっーとしてる(笑)。
みんなかわいい!!
キジトラ母猫が一生懸命はじめての子育てをしていたのに
私たちが家猫にするために奪い取りました。
彼らの猫生を変えたのは私たちです。
この子たちを幸せにしないとと強い責任を感じました。
ここで育てば2~3匹は大人になれたでしょうか。
ここに保護できなかった黒母猫のキジトラ兄弟が2匹育っていますが
その子たちもたくましく生きています。
白黒姉妹の母猫といつもいっしょにいて甘えています。
ここのエリアは、毎日餌も貰えるし、車がないエリアで、比較的
暮らしやすいのです。それでも2匹は餌場に来なくなってしまい
ました。外で生まれた子猫が成猫になるのは、難しいのです。
一番左はキー君かな。
5月頃生まれ、7月に保護、全員が里子にでるのに
7ヶ月かかりました。
これくらいならすぐに里子に出れたのかもしれませんが
軽い猫風邪を引いており
シマちゃん怖くて怖くて仕方なかったんですね。
ぶるぶる震えて口呼吸して舌がでてます。
攻撃もなく、気の優しい子でした。
まったく人馴れしていませんでした。
野良で生まれた猫は、2ヶ月でも警戒心が強く、人を知らない
ので触る事ができません。
サバちゃん、怖くて怖くて、攻撃に出るタイプでした。
シャー、床だんっ、空気砲発射~さわると噛みついてきました。
小さくても凶暴~
この状態で貰ってくれる人はなかなかいません。
でも、世話をしていれば、必ず人慣れしてきます。
体調を整えてワクチンをうって里親さん募集をかけられたのは
保護して2ヶ月後でした。
掲載したその日に里親さんがみつかったサバちゃんもいれば
一度トライアルが中止になり出戻ったトラちゃん
お問い合わせがほぼなかったのに里子にでれたキーくん
里親会に3回行き15件オファーがあってもなかなか縁が
つかめなかったシマちゃんもいます。
里親さん探し、、、時間がかかりました。やはり大変です。
途中で中途半端に放り出すわけにはいきません。
正直、全員にみつかるのかなとあせったこともありました。
不安でいっぱい、かなり必死でした(笑)。
でも、振り返るとちゃんと4匹それぞれの性格に合った
いいご家庭がみつかりました。
みんな家族ができ、家猫となり、これから幸せな猫生を
歩んでいけることになりました。
これで生涯、餌を探して歩きまわることもなく、あたたかな
寝床を得て、やさしい家族にかわいがられる家猫となったのです。
一生安泰な暮らしが待っています。
私たちも責任をはたせて、ほっと胸を撫で下ろしています。
最初の頃、私たちが保護部屋に行くとみんな怖がって
テーブルの下に隠れようと逃げていたのに 、シマちゃんだけは
私たちのそばに来ようドアに向かって来てくれました。
他の子に人間は怖くないよーと教えてくれました。
いつも私たちが来るのを人のいない家で楽しみに
待ってくれていました。
今はいつもかわいがってくれる家族が
そばにいてくれてよかったよね。
家猫修行がんばってよかったよね。
お話をさせてもらっている時も里親さんの横にくっついて、甘えて
服の袖をなめたり、顔を見上げてとろーんとした目で慕っている
シマちゃんの姿を見ていると、大好きなママができたんだなぁ
いいお家に決まってよかったなぁ
と胸が一杯になって帰ってきました。
里親さんは幸せかどうかは分かりませんが~とおっしゃって
おられましたが、息子さんは、お見合いにきてくれた後
シマちゃんじゃないと嫌だと言ってくれていたそうです。
そんなお宅に里子にでれて幸せに決まっています。
猫は幸せだとは言わないけど、私たちにはシマちゃんがとても
幸せそうに見えました。
今もたくさんの子猫が殺処分になったり、外で生まれ、成猫に
なるまでに、病気や事故、捕食され命を落としています。
大きくなれたとしても2~3年の命です。
こうやって保護され、家猫になれるのはごくわずか
運のいい猫たちです。
里親さまご家族の皆様、あたたかくお家にむかえてくださって
ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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キジトラ兄弟幸せにね~長くなりました、、、。
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