大阪ねこの会の一斉手術は2日にわたって200匹の手術が行われます。
メンバー協力のもと、1日目3匹、2日目2匹の枠をいただきました。
(私たちは応募を忘れてました〜ぬけぬけですいません。)
1日目の手術日
産後だと思い込んでた黒白姉妹のママ猫
なかなか子猫を連れて来ないので、捕獲しました。
まだ小さめの5匹の堕胎でした、、、。
乳首が腫れてるのは、前の名残なのか、、、
もう産前産後が分からない〜
なんでも決めつけるのはよくないですね。
簡単に保護できるキャパはありません。
可哀想そうでもどうしても産ませるわけにはいかないのです、、、。
もう雌猫は急ぐしかありません。
新しくみた若いキジの雄がすぐに捕獲できました。
あとこの茶トラオールドくんを捕獲しようと待っていたのですが
出て来ず、餌やりさんが来ると出てきました。
餌やりさんがだっこできる大丈夫と捕獲器に入れようとして失敗、、、
止めたのに、全然聞かない、、、。
餌やりさん、だっこ捕獲は難しいんですよ〜。
残念すぎる、、、
また次回にする事にしました。
第2現場の三毛ちゃん いつも1匹で早めに餌場にいます。
ガツガツしていましたのですぐに捕獲できました。
秋生まれの子猫なのですが、3匹の堕胎となりました、、、。
まだ子どもなのに、こんな過酷な環境下で子育てをしないで
よかったと思います。
きっと育てられなかったと思います、、、。
2日目の手術日
第1現場の茶トラくん
すぐに捕獲器に入ってくれました。
この茶トラと上の三毛2匹、かわいくて、しかも大人しい、、、。
里親さん見つかるよーと言われてしまいした〜
違う餌場にいるけど、兄妹だそうです。
悩ましい2匹です。
この子たちのママはもう6年くらいいる茶白だそうです。
何回出産をしたのでしょうか。
体はぼろぼろでは、、、。
またカツカツとして妊娠している様子に見えましたので
2日目の手術に連れて行きました。
秋に子猫を産んでいるのに、堕胎4匹でした、、、。
お年なので術後心配でしたが、ケージでしっかりごはんも食べました。
リターンすると、元気に走っていきました。
2日後行くと、ごはんを欲しそうにうろうろしていたので給餌しました。
全部きれいにたいらげていました。
5月でもまだまだ妊娠初期猫がたくさんいるのですね。
やはり雌猫の手術は急がないといけません。
あと前日まで元気でいた4兄妹のママ
穏やかで優しい甘えたさんの目をしたママ。
しっかり4匹の子育てをしていたママ。
2日目の捕獲日、夕方17時に現場にいくと
フェンスの前で横たわって死んでいました。
外傷もなく、口から血を少量はいて、失禁していて
ハエがたかっていました。(お顔はぼかしました)
避妊手術の毛ぞりの跡が生々しく残っています。
吸う子猫がいなくなって、お乳は固くなっていました。
抱き上げるとまだやわらかく、死後そんなにたっていません。
何が起こったのでしょうか。
この日、目の前の田んぼに水が張られ、農作業をされていたのですが
除草剤にでもあたったのでしょうか。
車に衝突して、全身打撲で内臓出血でもしたのでしょうか。
1週間前にちょうど子猫を保護したところでした。
外猫の最期って、実際に遺体をみることはなかなかありません。
一代限りの命、外猫の寿命は2〜3年というけれど
外の猫は、危険と隣り合わせ、、、
誰も守ってくれない、過酷な世界です。
元気な猫が、一歩先には死が待っているのです。
家の中にいればこんな死に方はしません。
今、保護したくても、保護しきれない数の猫が外にいます。
TNRが外の猫に私たちができるせいいっぱいです。
こんな危険な外にリリースするしかないTNR、、、。
それでも、今はやはりTNRをすすめて、外猫全体数を
減らしていく活動しかできないです。
もうこんな死に方をする猫をせめて産ませて
増やしてはいけないと思います。
でも遺体はきれいでよかったです。
私たちに姿を見せてくれたのは、何かのメッセージなのでしょうか。
この現場に携わるみんなにこの訃報を報告しました。
チームみんなで喜びも悲しみも共有します。
ママにマリアちゃんと命名してもらいました。
聖母マリアさまですね。ぴったりです。
うちの仕事場の土地に埋葬しようと思います。
餌やりさんのいない日だったので
猫のリリース時に説明しにいこうと思います。
餌やりさんは、この猫を子猫の時から、かわいがっていましたので
とても悲しむと思います。
餌やりさんに、餌をもらって、頭をなでてもらいながら
ごはんを食べていた光景を思い出します、、、。