猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

去年保護した4匹の子猫たちと親猫の1年後

2015-05-07 22:30:00 | 2014年たびちゃんの子猫4匹保護

くうちゃん、きーちゃんのびのびくらしているようです。

写真とメールをいただき、安心しています。

去年保護した猫ちゃんたち5月でちょうど一歳になります。

一番早く里子にでたミッキーちゃん

6匹の多頭飼いのおうちにいき、にぎやかに

暮らしているようです。

同じ年頃の同じメスの猫とお年寄り猫を取り合いをしたり

けんかしたり、なんやかんや一緒にいて仲良さそうです。

いつもFacebookで元気そうな姿を拝見させていただいています。

1歳のお祝いをしてもらい幸せそうです。

二番目に里子にでたカールちゃん。

先住猫と仲良く遊んで甘えているようです。

一番小さかった少食のカールちゃん。大きくなってるかな~

甘えん坊すぎてないかな~

三番目に里子にでたくっくちゃん。

はじめて猫を飼うお家に行きましたが

とても大事にかわいがってくださっています。

お手紙とお写真をいただきました。うれしかったです。

2匹目のお迎えを考えていらっしゃるようです。

最後に売れ残ったくまこちゃん。

向こうに行った写真がないのですが

親戚の家に里子にでたので時々様子を聞きます。

相変わらず、だっこのできない猫のようです、、、頑固ものです。

でもそこのお家のお姉ちゃんになついて

そこのお部屋にだいたいいるようです。

新しい子猫も来てにぎやかにくらしているようです。

年を取るともうすこしは丸くなるのかもしれません、、、(期待!)

名前をジジにする案があったそうですが定着せず

「クマ!」と呼ばれているそうです(笑)

野性的なせいかメスのきれいな猫なのに熊が似合っちゃうにゃんこです。

親猫たびちゃんも今は仕事場の一部屋で

日向ぼっこしながら暮らしています。

毎日行って世話をしています。あまり手はかかりません。

なでてくれと鳴きます。ごろごろいえます。

やっぱりだっこは嫌いです(笑)

そんな子でもとてもかわいいです。

いつも色々話しかけています。

賢い子なので聞いてくれているような気がして勝手に癒されています(笑)。

一人ぼっちでかわいそうにみえますが、元来野良猫だったので

一匹でものびのび暮らしています。

うちにきて先住とやり合うよりはこのままの方がいいのかな

という気さえするのです。

とはいえ、いつか頃合いを見てうちに連れて帰りたいなと思っています。

でも先住と仲良くできるか未知数。

大人の猫なので躊躇しています。

いろいろ手さぐりです。

 

一時はどうなることかといろいろ悩みましたが

みんな家族ができてあたたかいお家で暮らせるようになりました。

あのまま見てみぬふりをしていたら、みんなカラスやたぬきに

やられていたかもしれません。

(実はその前の年にも4匹の子猫がいてみんな急に姿を消したのです。

そのことがあり去年保護を決意しました。)

この地域で大人になれたのは一匹くらいかも。

それは警戒心の強いくまこちゃんだったかもしれません。

でもみんな幸せに家の中で家族と暮らしているんだなーと思うと

それだけで心が温かくなります。

里親さま方、あたたかく家族にお迎えいただき、ありがとうございました。

感謝、感謝です。

 

この経験を通じて私たちは外の猫たちに思いを馳せるようになりました。

今までは家の中にいる自分たちの猫のことしか考えていませんでした。

外にいる猫たちのことはどこか自分たちには関係のないことのように

思っていたように思います。

何もできないと思うようにしてたようにも思います。

自分たちが保護しないといなくなってしまうかもしれない猫たちに

出会ってはじめて保護活動をすることになりました。

最近は餌やりさんのいる公園に猫を見に行き、2匹の人なつこい子猫を

保護しました。

この子たちが家猫になれたのは前に保護した4匹のおかげです。

私たちが手助けをしてあげれば外の猫でも家の猫になることができる

と学んだからです。

ボランティアさんのブログを読んだりして、自分たちに出来る事は

何なのかなーとよく考えるようになりました。

 少しでも外で暮らす猫ちゃんたちの環境がよくなればと思います。

そのためにはなにか少しでも行動を起す事が必要です。

今出来るのは子猫を保護して里親さんを捜す事くらいです。

あとは募金くらい、、、。

どうしてもかわいそうな猫の話を聞きたくないという気持ちになりますが

関心を持つという事も大切です。

 

そして思うのは外にいる猫ちゃんはほとんどが捨て猫なのだということ。

猫を避妊、去勢手術せず飼育し、子猫やいらなくなった猫を無責任に

捨てるひとがいるということ。

無責任なネコの飼育をしている人がこういう外猫の問題を

つくっているんだと思います。

いくら猫を保護をしてもTNRをしても、また捨てる人がいるのです。

元を絶たなければいたちごっこです。

どうすれば適切な飼育ができるのでしょうか。

やはり保護活動なんてしなくていい、小さな命を大事にする

そんな世の中に変わってほしいです。

 

 

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最後にくまこちゃん里子に出ました。 

2015-02-18 11:17:15 | 2014年たびちゃんの子猫4匹保護

くまこちゃんも里子へでて一週間、、、

里親さんは一日目は食器棚のうえにいて、2日目にはおりてきて

リビングから解放したら、2階の押入れに隠れて出てこないと

おっしゃっておられました。

捕まえようとしたらすごい勢いで逃げたそうです。

簡単にはだっこのできない猫ちゃんなので申し訳ないです、、、

里子に出すときちょうど寝てたところをだっこしてケージにいれたのですが

いつもなら後ろ足で思い切り蹴り上げてたのにその時はおとなしかったので

すこしは心を許してくれてたんだなとうれしく思いました。

予想通りですが、急に環境が変わって怖がりのくまこちゃんに悪い事をした

という気持ちもあり、落ち着かない毎日です。

里親さんは「怒ったことのない先住猫が怒ったのよ!」とびっくりしていました。

とてもおとなしく高い所には登らないスコティッシュを飼っておられるので

さぞかし毎日くまこちゃんがバタバタして騒がせてるんじゃないかと気がかりです。

「でも大丈夫。そのうち慣れるよ。」といってくれました。

こたつにいてるときにすり寄ってきたともおっしゃっておられました。

すこし甘えられてるんだと思いうれしくなりました。

里親さんと話すとくまこちゃんの様子が分かり安心します。

でもこちらからはあまり連絡も入れられないので、またくまこちゃんの様子を

聞くのを楽しみにします。

いつまでも飼い主のようにはできません。

ということでくまこちゃんも帰ってこなさそうです。

怖がりのくまこちゃん、幸せになってね!!

 

里子に出して一週間が過ぎましたが、いまだプチペットロス状態、、、

先住猫がいるにも関わらず、、、なぜなんでしょう。

みんないい家に里子にでてよかったと思ってるのになぜさびしいのでしょう。

時間が経てばも少しはましになっていくとは思うのですが

今は子猫の使ってたものをみたら思いだし、いつもいてた残像が残っています。

それだけたくさんの幸せをもらってたんですね。

 

出会いは別れのはじまり、、、

短い間だったけど出会えてよかったです。

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4匹の子猫の里親募集を終えて思う事。

2015-02-11 11:20:03 | 2014年たびちゃんの子猫4匹保護

あれよあれよというまにくまこちゃんも里子に出ました。

急に決まって名残惜しむ間もなく、、、

里子に出した日は、今頃怖がっているだろうな

眠れないだろうなと思って、とても心配になります。

先住猫のいるお家で、猫に慣れてるのでまだ安心ですが

くまこちゃんは怖がりなのでしばらく隠れてでてこないと伝えました。

くまこちゃんにも幸せになってねとなでながら話しかけました。

朝になったら新聞の上で待って邪魔します。

寝ているとお腹の上にのぼってきて甘えます。

どんどん甘えるようになったところでした。

人懐こくないと思っていましたが、実はものすごく

甘えん坊なにゃんこだったみたいです。

そういえばいつもちょっと離れてはいたけど

そばにいてたんだなと思いました。

今は気配が感じられなくなりさみしいですが

本当の家族ができて、いっぱい甘えられるようになるといいな。

(でもトライアル失敗に終わる可能性もありますが、、、)

 

これで半年前の我が家に戻りました。

もう観葉植物を家にいれていいし、割れ物の飾りや花瓶も

部屋に飾れます。

4匹の子猫にそれぞれ家族をみつけ、目標は達成しました。

みんな連絡がとれる家庭に出せた事がほんとによかったです。

ちょっとでも心配しないといけないような家庭には

だしてはいけないと思いました。

やはりさびしくて喪失感があるのに、猫の安否がわからないような

心配はしたくありません。

 

わたしたちは子猫を3か月半で捕獲して、病院へ連れて行き、ケージで

人馴れトレーニングをして、里親募集をして避妊、去勢手術を受けさせ

最後は9か月まで半年子猫のお世話をしてきました。

最初は、子猫が人馴れするのか、貰い手がみつかるのか心配でしたが

かわいい元気で人懐こい子猫なら貰い手がみつかりやすいのですね。

年末は忙しいのかあまり応募はなかったのですが

年明けからお問い合わせが増えたように思います。

ほんとはもっと早く捕獲したほうがいいと思っていましたが

3か月半親猫とすごし、それからも兄弟ですごせたことは

子猫たちにとってよかったんだなと思いました。

でもその分私たちは、里親さんを探すのに時間がかかり

情が移って、お別れがつらくなりました。

ほんとに飼えるものなら飼いたい!と思ってたので、

里子にだすつらさは想像以上でした。

私たちは保護がむいていないのかもしれません、、、

家族みんなで協力してやってきましたので

今は家族みんなでしょぼーんとしてます(笑)

1人ではできなかったと思います。

 

猫の保護活動は、とても大変な活動です。

最初の頃はかわいいと思う余裕さえありませんでした。

でも子猫のかわいい時期をお世話できたことは幸せでした。

ほんとにみんな4匹ともそれぞれ個性があり

とってもかわいかったです。

少しづつ心を開いてきてくれた子猫たちの魅力を知り、

たくさんの思い出が残り、ますます猫が好きになりました。

保護しているというと、みなさん口を揃えて

「子猫を助けてくださってありがとうございます」と言われました。

あと「私たちを見て怪我をした子猫を保護しました」と

言ってくださる方もおられました。

こんな機会はなかなかないのかもしれませんが

助けられる命があるのなら今後この経験を生かしたいと思います。

 

あとは親猫たびちゃんです。

今は仕事場の一部屋にいます。

電気あんかもあり、暖もとれています。

行くと、ニャーニャーと甘えてきます。性格はくまこちゃんに似ています。

子猫も落ち着いたので、この猫を病院へ連れて行き、里親募集

をしようと思います。

(のみとり、虫下しの処置は終わったのですが、ウィルス検査がまだです

ワクチンもうたなくては)

暑くなると部屋には置いておくことはできません。

家に連れ帰るトレーニングもしないといけません。

またブログにも綴りたいと思います。

 

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人なつこくない美猫くまこちゃんの進歩

2015-02-09 21:17:06 | 2014年たびちゃんの子猫4匹保護

その後のくまこちゃん、私たちの心配をよそに

美しさに磨きがかかっています。

手足もすらりと長くてシルエットがほんとにきれい。

立ち姿も前足をそろえて決まっています。

所作も歩くのも物音をたてず静かです。

 

美人さん~

ひとりになって今までより甘えてくれるようになりました。

ニャニャと鳴いて自己アピールをし

そばに来る回数が増えました。

すりすりごろごろと甘えます。

けっこうべたべたになってきています。

あとをついてきます。

軽くストーカー猫になりつつあるかも。

そばにいると今まではすぐ逃げていたのに

すぐに逃げなくなりつつあります。

でもだっこが苦手なのも恐がりなのも

一生変わらないのかもしれません。

時々だっこ出来そうなときだっこしてすぐ離したりはしてますが

もう無理にだっこはしないようにしてます。

クックちゃんがいなくなって人間にしか頼る人がいなくなりました。

ちょっとづつ距離が近くなってきているのがうれしいです。

かわいそうですが、家猫としてはこれは進歩です。

くまこちゃんも前を歩き出しているようです。

 

2匹で寝てたソファにもひとりでバードウォッチング

クックちゃんのことは忘却の彼方へ、、、

そのうち忘れていきます。

遊んで~と鳴くようになりました。

先住は年寄りで遊び相手にならないので遊んであげないと、、、

時々うちの5歳次男坊がお兄さんぶって絡んでます。

 若い子と遊ぶおじさんみたいです(笑)

 

今になって思う事は、兄弟で飼っていただける方を

探した方がよかったのかな~

ということ。

応募される方が少なくなると思って出来なかったのですが

猫は1匹飼うのも2匹飼うのもそんなに手間がかかりません。

少し餌代やワクチン代がかかるかもしれませんが

兄弟猫は仲良しなので、一緒に遊んでくれて留守番も

苦じゃなくなるかもしれません。

仲のいい姿は見てて癒されます。

先住とも仲良く出来ますが、やはり兄弟程は仲良くないです。

あとから迎えるよりストレスなく一緒にいられます。

 

でもくまこちゃんは兄弟がいると人間にはなつきません。

これでよかったのです。

何回か応募、お問い合わせはあったものの縁がつかめませんでしたが

親戚がもらってくれるというのでお願いする事にしました。

もらってくださる方ももらうと決めたら早く来てほしいですよね。

いつまでも手元に置いておくと別れがつらくなるだけ、、、

くっくちゃんのトライアルは成功し、正式譲渡となりました。

新しいご家族のもと今までのように甘えたり、遊んだり、いたずらしたり

すっかり家族になじんでいるようです。

留守の時間も思ったより少なく、留守番もできてるようです。

家が明るくなり、会話が増えたとおっしゃってくれました。

かわいがってくださっているようで本当によかったです。

クックちゃんよかったね!!

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最後に残されたくまこちゃんをみて

2015-02-08 21:05:42 | 2014年たびちゃんの子猫4匹保護

そしてとうとう最後の一匹になってしまったくまこちゃん

帰るなりすりすり甘えて来てクックちゃんがいないことを鳴いて訴えます。

鳴いたらとんできてくれる、いつも頼りにしていたお兄さん猫がいないのです。

遊びに誘ってもあまりのってきません。とてもさみしそうにみえ、切ないです。

急に仲の良かった兄弟を引き離した罪悪感に襲われました。

自分たちもさみいしいのに、くまこちゃんのそんな姿を見ているとつらいです。

 

クックちゃんもそうだろうと思いました。

最後に見た姿が不安そうにソファの下にいてこちらをみている目が

胸に焼き付いています。

誰もいないリビングで1人でお留守番なんてできるのでしょうか。

そういえば1人になった事がありません。

昨日の晩は眠れたのでしょうか。いたずらをして迷惑をかけていないでしょうか。

手放した次の日は、そんなことばかり考えるようになりました。

里親さんは4月までお仕事があり平日は家にいらっしゃらないようです。

そのことはきちんとお聞きして納得していたのに、急に気がかりになりました。

私たちは子猫を早く里子にだすことばかり考えていたのではないでしょうか。

クックちゃんは育ち盛りの子猫、そして活発な猫です。

1人でリビングで日中おとなしく過ごすより、だれかにかまってもらったり

猫がいる方がいいのではないかと思うようになりました。

我が家は、だいたい人がいる家です。

里親さん宅は、はじめて猫を飼われますが、申し分ない環境であるにもかかわらず

一日クックちゃんの様子が頭から離れず、夜にクックちゃんを4月まで我が家で

預からせていただけないかという勝手なメールをしてしまいました。

 

ですが、里親さんから返信メールが来てクックちゃんは少しずつ慣れて来ているので

このまま様子をみたいとおっしゃられました。

里親さんも猫を飼う覚悟をしてトライアルしていただいているので当然です。

そしてこのお言葉で少し安心しました。

その後も里親さんはこまめにメールをくださっています。

 

このまま一週間もすればクックちゃんもくまこちゃんも前の事は忘れていきます、、、

猫は今を生きています。新しい環境に慣れて行くと思われます。

猫は留守番だってできます。もう9ヶ月です。

クックちゃんは飼い主さんが帰ってくるのを楽しみに待つようになります。

うちでもお出迎えしてました。

くまこちゃんには先住猫もいるし、私たちもいます。

 

気持ちが二転三転して大変です。

不慣れなもので里親さんにも大変ご迷惑をおかけいたしました。

ほんとに保護活動は大変な活動です。

やってみないと分からない経験をさせていただいております。

 

くっくちゃんのいなくなった我が家はとても静かです。

缶詰のえさも減りません、、(笑)

 

このタイミングでカールちゃんが里子にでて一ヶ月後のメールをいただきました。

先住猫と仲良くしてもらい、よく2匹で遊んでるようです。

里親さんにもたくさん甘えて肩乗りしてるらしいです(笑)

カールちゃんよかったね~幸せに暮らしていると思うとうれしくて涙がでそうになり

写真を見て頬がゆるみました。

ちょっとべたべたな甘えん坊なのでかまってもらえる環境に里子へ

いけたのがよかったです。

里子に出すのはつらいけど、こうやってすこし日が経つと、よかったな~

と思えるのですね。

子猫の幸せを一番に考えてあげないといけないですよね。

子猫が新しい家族を見つけ幸せに巣立つのですから、あたたかく送り出してあげないと

と思うようになりました。

カールちゃん家族が出来てよかったね。

みんなで仲良く暮らしてね。

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