体調が戻らない。
季節の変わり目だからか…
残業して薄暗くなってしまった道を、多少とぼとぼと歩いていたのかもしれない。
後ろから軽快な足音が近づいてきて
「お疲れさまです!」
と声をかけられる。
「お疲れ様です」
と返事をしてビックリ。
数年前に2日ほどお手伝いに行った先の、リーダーさんだった。
追い抜いていくのかと思いきや
「日が暮れるのが早くなったわねぇ」
と話しかけてくる。
ほとんど接点のないかたでもあり、ベテランさんでもあり
ずっとバリバリお仕事されていたのを垣間見ていたような
ある意味雲の上の人。
定年を迎えられた後も望まれて残られていると聞いたので、
今はどのようなことをされているのですか…? と尋ねてみる。
出勤日数が減っただけで、今でもとても大変なお仕事をされていると知る。
「すばらしい…」
とつぶやくと
「こればっかりはね、経験が必要なのよ。
今のうちにいろいろ、若いひとを仕込んでおかないとね。
お手伝いできることはしておこうと思って」
さわやかにおっしゃる。
「うわぁ…そうですか…●さんに鍛えてもらえる方は幸せですね」
「何言ってるの。あなただっていろいろな経験を積んでいるのだから
活躍の場はたくさんあるわよ! 頑張って! おつかれさま」
と駐車場で別れた。
お手伝いに行ったときのこと。
ネコの手も借りたい状態でのかりだしだったため
受け入れる側も少々殺伐とした戦闘態勢の場に、場違いな人間突入感が半端なかった。
しかしずいぶんと私のことを気に入ってくれたらしく
「明日もあの人をよこしてちょうだい」
と、割り振り担当者に申し入れがあったと聞いたな…
もっともこっちは、足手まといになっている感しかなくて
「もう行きたくない…」
と思っていたのだけれど。
直接会話したのは後にも先にもその2日だけ。
でもどこかで見ていてくれたんだろうか。
そして声をかけてくれたのかな。
きっと誰にも、どこかで見てくれている人はいるんだろうな。
先日のコンサートでのこと。
たぶん十数年ぶりに再会したカメラマンさん。
「うわぁ、うそ、あなた●歳になるの!?
私の中では高校生のイメージよっ。驚異の●歳ね!!」
そんなばかなことあるか、と思いますが
どうも身の回りには私のことを「子供のころと変わらない」という人が
時々現れるので、きっとそう変わっていないんだろう。
かわっていないところも、変わってしまったことももちろんあるけれど
笑いかけてくれる人の存在はありがたいなぁ、と思った。
「見ているよ」「応援しているよ」
と笑顔の中でささやいてくれた気がした。
とりあえず、風邪治そう。
季節の変わり目だからか…
残業して薄暗くなってしまった道を、多少とぼとぼと歩いていたのかもしれない。
後ろから軽快な足音が近づいてきて
「お疲れさまです!」
と声をかけられる。
「お疲れ様です」
と返事をしてビックリ。
数年前に2日ほどお手伝いに行った先の、リーダーさんだった。
追い抜いていくのかと思いきや
「日が暮れるのが早くなったわねぇ」
と話しかけてくる。
ほとんど接点のないかたでもあり、ベテランさんでもあり
ずっとバリバリお仕事されていたのを垣間見ていたような
ある意味雲の上の人。
定年を迎えられた後も望まれて残られていると聞いたので、
今はどのようなことをされているのですか…? と尋ねてみる。
出勤日数が減っただけで、今でもとても大変なお仕事をされていると知る。
「すばらしい…」
とつぶやくと
「こればっかりはね、経験が必要なのよ。
今のうちにいろいろ、若いひとを仕込んでおかないとね。
お手伝いできることはしておこうと思って」
さわやかにおっしゃる。
「うわぁ…そうですか…●さんに鍛えてもらえる方は幸せですね」
「何言ってるの。あなただっていろいろな経験を積んでいるのだから
活躍の場はたくさんあるわよ! 頑張って! おつかれさま」
と駐車場で別れた。
お手伝いに行ったときのこと。
ネコの手も借りたい状態でのかりだしだったため
受け入れる側も少々殺伐とした戦闘態勢の場に、場違いな人間突入感が半端なかった。
しかしずいぶんと私のことを気に入ってくれたらしく
「明日もあの人をよこしてちょうだい」
と、割り振り担当者に申し入れがあったと聞いたな…
もっともこっちは、足手まといになっている感しかなくて
「もう行きたくない…」
と思っていたのだけれど。
直接会話したのは後にも先にもその2日だけ。
でもどこかで見ていてくれたんだろうか。
そして声をかけてくれたのかな。
きっと誰にも、どこかで見てくれている人はいるんだろうな。
先日のコンサートでのこと。
たぶん十数年ぶりに再会したカメラマンさん。
「うわぁ、うそ、あなた●歳になるの!?
私の中では高校生のイメージよっ。驚異の●歳ね!!」
そんなばかなことあるか、と思いますが
どうも身の回りには私のことを「子供のころと変わらない」という人が
時々現れるので、きっとそう変わっていないんだろう。
かわっていないところも、変わってしまったことももちろんあるけれど
笑いかけてくれる人の存在はありがたいなぁ、と思った。
「見ているよ」「応援しているよ」
と笑顔の中でささやいてくれた気がした。
とりあえず、風邪治そう。
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