空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

夕暮れ

2016-10-07 22:39:36 | つぶやき
体調が戻らない。
季節の変わり目だからか…

残業して薄暗くなってしまった道を、多少とぼとぼと歩いていたのかもしれない。

後ろから軽快な足音が近づいてきて
「お疲れさまです!」
と声をかけられる。

「お疲れ様です」
と返事をしてビックリ。
数年前に2日ほどお手伝いに行った先の、リーダーさんだった。
追い抜いていくのかと思いきや
「日が暮れるのが早くなったわねぇ」
と話しかけてくる。

ほとんど接点のないかたでもあり、ベテランさんでもあり
ずっとバリバリお仕事されていたのを垣間見ていたような
ある意味雲の上の人。
定年を迎えられた後も望まれて残られていると聞いたので、
今はどのようなことをされているのですか…? と尋ねてみる。

出勤日数が減っただけで、今でもとても大変なお仕事をされていると知る。

「すばらしい…」
とつぶやくと
「こればっかりはね、経験が必要なのよ。
今のうちにいろいろ、若いひとを仕込んでおかないとね。
お手伝いできることはしておこうと思って」
さわやかにおっしゃる。

「うわぁ…そうですか…●さんに鍛えてもらえる方は幸せですね」

「何言ってるの。あなただっていろいろな経験を積んでいるのだから
活躍の場はたくさんあるわよ! 頑張って! おつかれさま」
と駐車場で別れた。

お手伝いに行ったときのこと。
ネコの手も借りたい状態でのかりだしだったため
受け入れる側も少々殺伐とした戦闘態勢の場に、場違いな人間突入感が半端なかった。
しかしずいぶんと私のことを気に入ってくれたらしく
「明日もあの人をよこしてちょうだい」
と、割り振り担当者に申し入れがあったと聞いたな…
もっともこっちは、足手まといになっている感しかなくて
「もう行きたくない…」
と思っていたのだけれど。

直接会話したのは後にも先にもその2日だけ。

でもどこかで見ていてくれたんだろうか。

そして声をかけてくれたのかな。

きっと誰にも、どこかで見てくれている人はいるんだろうな。



先日のコンサートでのこと。
たぶん十数年ぶりに再会したカメラマンさん。

「うわぁ、うそ、あなた●歳になるの!?
私の中では高校生のイメージよっ。驚異の●歳ね!!」

そんなばかなことあるか、と思いますが

どうも身の回りには私のことを「子供のころと変わらない」という人が
時々現れるので、きっとそう変わっていないんだろう。

かわっていないところも、変わってしまったことももちろんあるけれど
笑いかけてくれる人の存在はありがたいなぁ、と思った。

「見ているよ」「応援しているよ」
と笑顔の中でささやいてくれた気がした。



とりあえず、風邪治そう。
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