年度末。
最後の土曜日も出勤さ。
ここ2年ほど、仲良くさせていただいていた社員さんの、
思いがけない異動が発表になった。
えーーーーぇぇぇぇぇ…
でも、望まれて異動していくのだし、
だんだんできることも減ってくる中、
認められるのは素晴らしいことだね!
理由あって少し前に知ったけれども、
公表されていないのでだんまりを決め込んでいたら、
私にはそれがとてもストレスだったらしく、
またもや喘息のような咳が出始めて参った。
そして、もうひとりの仲良くしていた人は、
めでたく社員登用となった。
おめでとう!
がんばれ!
まったく心配はしていないし、
あなたならバッチリさ!
………
そして自分は……
ま、取り残されますわな。
なんだかな。
噛み締めてますよ…。いろいろね。
自分でもはっきりそう思うのだけれど、
根はスナフキンタイプのワタシ。
ふらっとひとりでどこかへ行きたい。
だけど、周りに見えている姿は『港』なんだって。
来るものを拒まず、受け入れ、
必要ならドッグへ入れてメンテナンスし、
出かけていくのを背中を押して見送ってくれる。
いつもそこにいてくれるから安心。
だから出かけられる。
そういえばどうしてるかなって思って戻ってみると、変わらずそこにいる。
あそこに行けば会えるってわかっているランドマーク的な。
なんだよ、都合いいようにさ。
って、思うこともある。
もちろんいいこともある。
それもわかってる。
長くいるからこそ積み上げられたものもあるのよ。
でもさぁ、根がスナフキンだとさ……
『港』なんだって。
とぼやいたら、
「港かーなるほど鉄道の駅でも、バス停でもなく、
人や豪華客船やタンカーも受け入れる度量のある港ってイメージがよいたとえと思いました」
と返ってきた。
そんな港を極めてみようか。
4月から新たな気持ちで。
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