空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

太陽と麦わら帽子

2010-05-24 15:01:04 | 音の旅
先週は旅番組をいくつか見た。

高校生のサンティアゴへの巡礼の旅250キロを9日間・250キロ踏破のドキュメンタリー
サンティアゴ巡礼の本を読んだ時には、いまいちピンとこなかったのだけど
こうして映像と、歩いている人の、ポツリポツリと語る悩みの断片をきいたあとにたどりつく
サンティアゴの教会は、信仰心のない私でも思わず祈りそうなくらい。


欧州鉄道の旅ではイギリス。
ロッホ・ローモンドってこんな湖なんだ・・・これが曲になっているんだ・・・と思いながら。
バグパイプの音色、そう、好きだった。

アメリカ。
途中から見たのだけど、多分グランドキャニオンの縁からコロラド川まで降りて、
対岸に渡り、反対側の縁まで登る、という歩き続けてる石川さゆりさん(演歌歌手の、ね)の姿。
どんなに辛い(だろう)山道でも、彼女は歌っているのです。
自分を鼓舞するために。仲間を励ますために。そんな風に聞こえる歌声。

アンデス山脈にある、ワスカラン国立公園。
世界で一番高いところにある国立公園。
中心都市のワラスは南米のスイスと呼ばれているんだって。

またアメリカにもどって「アパラチアントレイル」。
アメリカ東部の山脈を縫うように続く全長3500キロの自然道。
突然の解雇、うつ病、様々な困難を抱えながら歩く人たちがここにも。


「歩く」っていうのは、目的地に一歩一歩近づくための手段でもあるけれど
自分と対話してる時間でもあるんだ、と漠然と思って
私は「歩く」とか「緑の中を」とか、あんまり積極的にしたいと思ったことはないけれど
ちゃんと自分と向き合う時間っていうのは、つとめて作るべきなんだろうと思った。
「歩く」。いいかもしれない。

今日から歩こうと思った日に、雨なんか降られると嫌になるけどね



旅したいなと思ってたものだから
CDは自粛方向にあったのだけど、買ってしまった「太陽と麦わら帽子
ゆったり、まったり、ないつもの栗コーダーサウンド満載。
それはそれで素敵だけど、
今の自分のそんな気持ちを反映して、いるのかいないのか?
普段より1曲1曲に奥の深さを感じてしまったのでした。

この音楽を携帯して、帽子をかぶって、
近所でもいいから「ちょい旅」したくなってます。

でも今、そとは雨だけど、ね。

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2 コメント

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Unknown (ゆ~こ)
2010-05-28 06:22:01
>歩く」っていうのは、目的地に一歩一歩近づくための手段でもあるけれど
自分と対話してる時間でもあるんだ、と漠然と思って

ああ、ほんとですね。
毎日の通勤でとってもそう思います。
そして、靴が減る・・・。
歩くのに良い季節が終わりそうで残念。
返信する
>ゆ~こさん (しずく)
2010-05-31 23:43:09
全く歩かない私、靴も減りません・・・
まずい!

散歩する時間がほしい今日この頃です。
返信する

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