家にいる時間が多い頃、化粧は必要最小限だった。
外に働きに出る時間が増えた今、それでは困る。
まずしたことは、化粧品を買いに行く、だった。
美容部員さんは苦手だ。
たかだかちょっと大きなスーパー程度の一角で
顔にあれこれ塗られるなんて!知り合いが通るし!
余計なものまで勧められる気もしてた。
でもわざわざ別の店舗に行く気もしないので、ついそこで買ってしまう。
口紅を1本。
なるべくさっさと決めて、つかまらないぞ!
と意気込んでいたけど、結局つかまる。
「つけてみませんか」と。
ん~確かに、好きな色と、つけて似合う色と、違う時あるんだよなぁ。
で、つけてもらった。よかった、それなりだった。
その時の私が、あまりにスッピンにみえたらしく
(多分もう夕方で、化粧がはげてたんだろう)
おずおずと、「あの、日焼け止めくらいはぬっていらっしゃ・・・いますよね」
と言った美容部員さん。
「いえ、これでも化粧してます」と笑いながら言うと
「大変失礼しました!」と平謝り。
「ではせめて、同系色のチークをつけてみませんか。ちょっとだけ、お直し程度に」
顔色が変わった。明るくなった。
そんなに顔色悪かったのかと、自分でビックリした。
そんな時読んでたのが『メロディ・フェア』
美容部員さんも大変なのだ。
それと、何かあった時に「自分のせいだ」と
「どうせ私が悪いんでしょ」と、言葉通じないならもういいよ!私が悪いでいいです、
って卑屈になってしまう時もある私に突き刺さったのが以下の文。
マダムが帰ったあとで、つくづく思った。彼女がカードを作ってくれたのは、なぜか。私の接客がよかったからか。違う、だろう。たまたまだ。たまたま彼女の気が向いたからなのだ。要するに、お客さん次第。私たちの売り上げや顧客集めはそういうたまたまに左右されている。売り上げに一喜一憂しても始まらない。私の努力や意気込みだけでなんとかなるものじゃないんだ。
私のせいじゃなかったんだ。そう思えたらなんだか笑えてきた。私のせいじゃない。なにもかも私のせいだと考えるほうが厚かましかったんだ。
厚かましいんだ。そうか。そういう考え方もあるのか。
ちょっと楽になった。
外に働きに出る時間が増えた今、それでは困る。
まずしたことは、化粧品を買いに行く、だった。
美容部員さんは苦手だ。
たかだかちょっと大きなスーパー程度の一角で
顔にあれこれ塗られるなんて!知り合いが通るし!
余計なものまで勧められる気もしてた。
でもわざわざ別の店舗に行く気もしないので、ついそこで買ってしまう。
口紅を1本。
なるべくさっさと決めて、つかまらないぞ!
と意気込んでいたけど、結局つかまる。
「つけてみませんか」と。
ん~確かに、好きな色と、つけて似合う色と、違う時あるんだよなぁ。
で、つけてもらった。よかった、それなりだった。
その時の私が、あまりにスッピンにみえたらしく
(多分もう夕方で、化粧がはげてたんだろう)
おずおずと、「あの、日焼け止めくらいはぬっていらっしゃ・・・いますよね」
と言った美容部員さん。
「いえ、これでも化粧してます」と笑いながら言うと
「大変失礼しました!」と平謝り。
「ではせめて、同系色のチークをつけてみませんか。ちょっとだけ、お直し程度に」
顔色が変わった。明るくなった。
そんなに顔色悪かったのかと、自分でビックリした。
そんな時読んでたのが『メロディ・フェア』
美容部員さんも大変なのだ。
それと、何かあった時に「自分のせいだ」と
「どうせ私が悪いんでしょ」と、言葉通じないならもういいよ!私が悪いでいいです、
って卑屈になってしまう時もある私に突き刺さったのが以下の文。
マダムが帰ったあとで、つくづく思った。彼女がカードを作ってくれたのは、なぜか。私の接客がよかったからか。違う、だろう。たまたまだ。たまたま彼女の気が向いたからなのだ。要するに、お客さん次第。私たちの売り上げや顧客集めはそういうたまたまに左右されている。売り上げに一喜一憂しても始まらない。私の努力や意気込みだけでなんとかなるものじゃないんだ。
私のせいじゃなかったんだ。そう思えたらなんだか笑えてきた。私のせいじゃない。なにもかも私のせいだと考えるほうが厚かましかったんだ。
厚かましいんだ。そうか。そういう考え方もあるのか。
ちょっと楽になった。
ドキッとすること、ありますね。
いろんな考え方があることを知ると
心が広くいられるかも・・・なんて。
難しいですよね。