そら いろいろ

ミュージシャンが心の底から楽しそうに演奏するのを観て聴くことほど、
こちらまで幸せな気分になってしまうことってないように思う。

そんな言葉に出会って
いろんなジャンルの、何人かのミュージシャンの顔が浮かんだ。

なんて楽しそうに歌う人たちだろう。

なんて素敵に目で会話している人たちだろう。

こっちまで笑顔がこぼれてきて
ちょっぴりうらやましくて。

そんな気持ちを思い出した。



図書館で出会った→『そら　いろいろ』という本。
キーワードは当然、「そら」だった。
真っ白い装丁が目を引いた。
手に取ってみたら、著者は小澤征爾さんの娘さん、小澤征良さんだった。

書評などを見てしまうと、あらら・・・な評があったりするけれど
（その意図するところもわからなくはない）
このエッセイに関して言えば、ちょっとした贈り物を受け取ったような気持ちになった。

手に取った、ということにも、意味はきっとあるんだね。
運命論者ではないけれど。