空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

勝つまで諦めない

2010-02-27 14:13:19 | 本の森
さよならドビュッシー』中山七里 を読む。

このミステリーがすごい!大賞受賞作ですね。

こういうのもミステリーっていうのか、とも思い、
最近はやり感のある音楽スポ根チックでもあり。
これでもかというくらいな不幸てんこ盛りだったりもするし
ヒーロー的、イケメン・頭脳明晰・余りある才能あり、な先生も出現し、
ではありますが、

やっぱり人生って、一人ひとりにドラマがあり、
肩代わりのできない道であり
自分でもがきながら歩いて行くしかないんだよな・・・とも思います。

文中で「負けない秘訣」というような話があって
「勝つまで諦めないこと、自分が諦めた時が負ける時」
というようなやりとりがあった。

まぁね、文章的には、いろいろ言うところあると思いますけど
でも「甘えてないか、自分?」とは思います。
何を選択して、どこまでやるか、目指すか、は個人の自由。
だけど、自分で選んだこと、やろうと決めたこと、という気持ちがね
ときどき、時間とともに薄れていっちゃうのかもな、
薄れていることにも気づかずに、いつの間にか手放していることってあるなぁとも。
それとともに、「期待」というものによって、外から固められていく人格、
そうならなければ、もしくは期待にこたえたい、と思うことで形成されていくもの、
自分の望みと、それが合致していればいいけど
いや、最初は合致していたけれど、少しずつずれていったら、
行きつく先には何が待っているんだろう・・・とかもちょっと考えました。





ちょうどオリンピックのフィギュアスケートをTVで放映していた。
浅田真央ちゃん、演技直後で涙のインタビュー。

ここにも「勝つまで諦めない」人がいるんだなと、思った。

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