2016年に拙ブログで連載していました『史上最強の上司のお話』シリーズのヒーロー『山口さん』に本日10年ぶりぐらいに再開してしまいました。
私、朴竜は7月1日より某証券会社の営業企画部に勤めているのですが、山口さんはある金融商品を売り込みにきたのでした。
訪問を告げる電話をとり受付に伺うと、なめし革のような顔肌、捨てられた大型の保護犬のように落ち着かない眼差し、タバコのヤニがたっぷりと染み込んだスーツによれよれのワイシャツ!
おー
山口さんと出会ったのは22年前。
私、朴竜は7月1日より某証券会社の営業企画部に勤めているのですが、山口さんはある金融商品を売り込みにきたのでした。
訪問を告げる電話をとり受付に伺うと、なめし革のような顔肌、捨てられた大型の保護犬のように落ち着かない眼差し、タバコのヤニがたっぷりと染み込んだスーツによれよれのワイシャツ!
見間違うはずもない!生の山口さんがボーっと立っているじゃありませんか!
おー
山口さん、お久しぶりです!朴竜です。
お元気でしたか?と訊ねると
おー
おー
朴ちゃん?朴ちゃん、
びっくりしたぞー
と、山口さん節炸裂!
って、嬉しいの分かるけど、ペタペタと私に触らないで下さいな。部下もいるし、まだコロナ禍だし、汗凄いし。
山口さんと出会ったのは22年前。
現在72歳!
凄い!
だって相変わらず何言ってるのか、わからないプレゼン、呂律が回ってないトーク、皆無にちかい投資運用知識、質問してもトンチンカンな回答。突然、5オクターブ上の声で奇声を発したり。
同席した部下もどう対応して良いかわからず、困惑している。
何故その会社は山口さんを雇っているのかさっぱりわからない。絶対取引に結びつかない。でも、しっかり雇っているわけだ。
もっとすごいのは72歳で頑張って営業をしている山口さんだ。健康なんだな。素晴らしいな。
結局、本日の訪問の目的や話の内容はさっぱりわからなかったけど、なんとなく勇気をもらったような気がして、少し嬉しくなりました。