えー
湘南亭朴竜でございますよ
拳闘寄席にお越し頂き誠に有難うございますよ
英国勤務時代のお話
ブルガリア人のラッシュというお笑いを
それは自宅近くのSouth Wimbledon からオフィスがあるMoorgate迄の地下鉄の中での出来事。ノーザンラインと言う地下鉄は当時途中物騒な地域を通る結構怖い路線でした。
夜中、私が座る車両には私の他に誰もいません。
ところが、物騒な地域の駅で男性がひとり乗り込んできて、ガラガラの車両にも関わらず、わざわざ私の横に座ります。
デカい図体の身なりが汚い白人男性は老人で、少しホッとする私。
酒臭い!完全に酔っ払って私に話しかけてきます。
「あ~、オマエはマレー人か?」
「いいや。俺は日本人だけど。」
「嘘言うな!オマエはマレー人だ!日本人はそんなに黒くねえぞ!俺は騙されないぞ!」
「おっさん、うるせ~よ。仮に俺がマレー人ならどうなんよ?」
「う~ん?それはそうだよな。どうもならんな。」
「じゃあ、おっさん何人だよ?」
「俺か?俺はなあ、何を隠そう」
「何も隠すなよ」
「俺はれっきとしたブルガリア人だ!」
「なんかよくわかんねーよ!」
「俺もわかんねー。ところでタバコくれ!」
あ、タバコが欲しかったわけね。
ヨーグルトじゃないわけね。